アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「う、うぁ…ん…っ…?」
段々と視界がクリアになって、ローターがいつの間にか止まっている事に気がつく。
その次に、涼がプラグを引き抜こうとしているが見えた。
「りょ…?」
「気がついた?ごめんね」
「う…?」
涼へ手を伸ばすと、それに気づいて尻尾から手を離してその手を握ってくれた。
多分、涼の言いかたからして少しだけ意識が飛んでいたんだろう。
「これ取ったらお風呂入ろっか」
「…続き、しないの?」
「…もう辛いでしょ?」
申し訳なさそうに笑うと、また尻尾の方に涼の手が行ってしまう。
「っ…、昴流?っうわ…っ?!」
涼の腕を掴んで、それを阻止すると、涼に飛び付いてベットに押し倒す。
目をぱちくりとさせる涼の股間を膝で痛くしないように気をつけながらぐにぐにと揉むと、ぴくり、と体が反応を見せた。
「昴流…、っちょ…俺は良いから」
「何で」
「何で、って…いや、だってしんどいでしょ?」
俺の行動を止めるように俺の肩を押して抵抗する涼。
それにちょびっとだけむかっとなって揉んでいた力を強くした。
「いっ…昴流痛いんだけど…どうしたの?」
「俺ができないって何で決めつけるんだよ…馬鹿」
確かに、そりゃあ意識無くなった位なんだからだるいけど出来ないほどじゃない。俺がこんなこと言うのもどうかと思うけどさ。
「…今日涼、俺が嫌って言っても止めない…って言った」
「…うん、そうだね」
「なら、俺がちょっと意識無くなったくらいで止めんなよ」
無茶苦茶な事を言ってるって自覚はある。涼が俺の体の事考えてくれてるのもちゃんと分かってる。
…嗚呼、俺の馬鹿。涼を責めるつもりはなかったのに。
これこそちゃんと、言わないと。
「…たい」
「え…?」
「俺は、りょうともっと、したい…っ」
俺が恥ずかしいのを堪えて2度も言ったそれに、ぽかん、とする涼。
そんな顔も格好良いと思ってしまった。悔しいことに
「……ペットのお強請りくらい聞けよ。…あー、うー…ご、ゴシュジンサマ」
「っ…!糞…」
「…な、なに…、っうわわ…っ?!」
がしがしと頭を掻きながら涼が舌打ちをする。
声のトーンがちょっと低くて、びくり、と体を強張らせ涼の様子を窺っていると、急に涼が起き上がって、俺を押し倒してきた。
「お前は本当…嗚呼、糞。明日立てなくても文句言うなよ?ワンちゃん」
「ぁ…、」
つつう…と喉仏から胸板まで一直線に指先でなぞられる。
眉間に皺を寄せてペロリと舌を見せる涼は飼い主、というよりは獲物を食らう獣のようで。
その表情にゾクゾクと甘い痺れが体を駆け巡った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
391 / 1113