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「…っ、ったく…」
涼がため息を吐く。気に障るようなことを無意識に言ってしまっただろうかと思ったけど表情は嬉しそうで、その心配は無さそうだ。
「俺も愛してるよ」
「っ、ああ…っ」
愛の言葉を囁いてから、ピストンを再開させる。
止まる前と同様、激しいそれにすぐに何も考えれなくなって、それでも涼に言われた「愛してる」の言葉は消えることなくずっと頭の中に響いて、気のせいか、先よりも気持ち良いのが強くなった気がする。
「あぁっ、あ、アんっあっ」
「…っ、昴流、先よりも締め付け凄い…」
「あっあっ、あああぁぁっ」
気持ち良くなっただけじゃなくて、先までとは比べ物にならないくらいに心も満たされた。
たった一言で、こんなに違う。
嗚呼、本当俺こいつのこと好きだな、って実感した。
「りょ、っぅあ、りょおっ…!あっァ゛ぁっ」
「ん?どうした?」
「んっ、あ、ああっ」
これだけでも十分だったけれど、それでももっと涼を感じていたくて、涼に手を伸ばした。
この体勢じゃあずっと俺が抱きめれるように腰を屈めているのは辛いようで、そうすることはせずに、欲張りな俺の手を握って応えてくれた。恋人繋ぎで。
それでまた、一段と胸の奥が熱くなった。
「幸せそうな顔しちゃって…かーわい」
「あっあぁぁ…っ!」
「…っふふ、聞こえてないか」
頭の中が溶けきって、涼が何か言っている、ってのは分かるんだけど、それ以上はわからない。
行為で精一杯な俺に、くすりと笑い、手を握る力を強くすると、ピストンを速めた。
「っは、ん…、昴流…、一緒にイこっか」
「あっあっ、ひぁァ゛ぁアンッ!」
涼が何を言っているかは分からなかったけれどピストンが速まったことから涼の絶頂が近いことを知る。
これで最後だと言っていた。…なら最後くらいは一緒にイきたい。涼と、一緒に。
その気持ちを、俺も涼同様握る力を強くした手に込めた。
「あっああ、あぅっ、しゅき、りょ…ぉっ、…っあァ…、す、き…っ!」
「っ、嗚呼…、俺も大好き…っ、は…」
互いの存在を確め合うように、何度も何度もその言葉を伝えた。
「…っ、すば、る…、悪いもう出る…っ、…~っァ…、く…っ」
「ひっぁぁぁあ゛ァァァッ!!~っ、ぁーっ、あっ…」
ドクドクッと涼のが脈打って、それとほぼ同時に今日1番の波が襲ってきた。
「は…、あ、ん…っ」
長いこと続く絶頂感に浸る。体は壊れた玩具のように痙攣が止まらない。
段々と頭と共にクリアになっていく視界には、俺の精液やら、カウパー液やらでびしょびしょになった体が広がっていて、自身の性器は、体と同じく、ヒクヒクと時々震え、そこからはたらたらと壊れたように蜜を流していた。
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