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「あ、…あ、ふ…、」
暫くすると、痙攣は止まってきて、全身を駆け巡っていた快感が鎮まっていく。
それと入れ違いで、お腹に貯まった温もりがじわじわと体に広がっていく。
「あつい…」
普段は俺の体を気遣ってか1回、多くて2回なんだけど、それ以上に注がれた涼の熱。
手を這わした腹の内側はほかほかしてて、幸せで笑みが溢れる。
後処理の時間は苦手だけど、終わった後に涼の温もりを感じることのできるこの時間はとても好きだ。
「嬉しそうな顔。…もっと俺の愛注いでやっても良いんだぜ?」
「ひゃ…っ、ぁ…」
涼のがまだ埋まってる、結合部を撫でられる。
もっと涼の…。
…いや、駄目だろ。
「…たいりょく、もう限界…。イきすぎてちんこも痛いし…」
「冗談だよ、ごめんね」
「で、も…」
「…ん?」
「…でも、また今度、するとき…いっぱい、おれの中に出して…?」
中に出されるのが嫌な訳じゃないから。今日はもう色々と限界だから無理だけど、俺の体力が回復したら、一杯涼の頂戴。
「…でも…きょーみたいなの…はもういや」
「どうして?」
「だって…」
中出しはいくらでもしてくれても良いんだけど、今日の1番奥を突かれるのは、時々なら…良いけどもうあまりしたくない。
だって、ああされたら気持ち良いってことしか分からなくなる。
それに…
「…涼の声聞こえねぇのは…嫌だ」
ヤってる最中はそこまで頭が回らなかったけど、終わってみると、あの時涼の声が聞こえなかったのが、少しだけ怖いと感じた。
涼とヤってるのに、ヤってないみたいで。
最後はちゃんと"涼"がいたけれど、それ以外は…。
俺は、激しくても良い。と言うか寧ろ、優しいよりも激しい方が好き…なんだと思う。認めたくないが。
だけど、そこに"涼"を感じることができないなら、激しいセックスでも嫌だ。
だから俺はいつも通りの奴が好き。
「…うん、そうだね。可愛かったけど俺も昴流の返事がないのはちょっと寂しかったから、あまりしないようにするね」
「あまり…?」
「たまにはさせて?今回みたいにずっとそこを攻める訳じゃないからさ」
「…わか、った」
涼がしたいんなら少しだけならしてやっても良い。
「その代わり、…うー…、…ぎゅ…、ぎゅー、してて欲しい」
そうすれば多分、終わった後に怖いって思わなくなるような気がする。
「っ…嗚呼、俺の天使ちゃん…」
「きゃ…っ?!あ、ぅ…も…俺できない、よ…?」
ばっ、と俺に抱きついてきて、体が動いたんだから、勿論中で涼のが動いて前立腺に擦れる。
続き…何て言わないよな?
「しない…しないけど暫くこうしたい…」
「抜かずに…?」
「…駄目?」
「う…」
駄目…じゃないけど…俺感じちゃいそう…。
…いや、涼が動かなければいいのか。
「はいはい」
俺が「代わりに、動くなよ」と言うと許可が貰えて嬉しそうに俺の頬に頬擦りしてきた。
ーあ、なんか…やばい、かも…ー
暫く抱き締められたままじーっとしていると突如、睡魔が襲ってきた。
そりゃあ、行為中何度も飛んだんだし、体力はとうの前に限界を迎えてるんだから当たり前なんだけど、というか今まで起きれてたのが凄い位で。
でも、ここで寝たら涼に悪い…。
「…ん?眠たいの?」
「んぅ…、ん…ねみ…」
「ふふ、そう。お休み昴流」
「…でも、あとしょ、り…とか」
「昴流が寝た後に俺がしとくから。…無理させたでしょ。俺のことは良いから、ね?」
「…ん…ごめ、ん…」
悪いと思ったが、その優しい言葉と、俺の頭を撫でる手に抗えず、ゆっくりと瞼が落ちていった。
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