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「ん、ぅ…」
目が覚めると回りは明るくて、隣に涼の姿はない。
一緒に起きれたことが滅多にないけど、俺の起きる時間が遅いから無理ないか。…ちょっと寂しい、けど涼にも涼の時間があるからな。
因みに今の時間は朝?昼?中間?の10時。
腰は…うん、あんだけしたんだからそりゃあ痛くないわけがない。今日立てるかな。後でマッサージしてもらって湿布張ろ。
腹筋もちょっと痛いけど、腰ほどじゃないからそっちはいいや。
…つか、マジでこれ、どうやってリビングに行こう。
地面を這って動くどころか体を動かすことすら辛い。絶対あの体位のせいだ。
もうあれはしない、絶対。
「昴流ー、そろそろ起き…嗚呼、おはよう」
「…ん」
良いところに涼がやって来て、ポンポン、とベットを叩いてこっちに来い、と視線を送る。
涼はそれにクスリ、と笑ってベットの縁に座ると俺の頭を撫でた。
「りょー…」
「ん?」
バキバキの体を意地で動かして涼の膝にうつ伏せで乗っかる。
涼の膝枕は、筋肉で固いけど温かくて、すごく落ち着く。どんくらいかって、すぐ寝ちゃいそうなくらいに。
「…こし、いたい…」
「あー…はは、ごめんね」
「うごけない」
「ごめんね、マッサージしてあげるから許して?」
「…そんなんじゃ楽にならないかも」
怒ってるわけじゃないけど、ごめんごめん、と謝ってくる。良いよ、って言っても良いけど…こんくらい、仕返ししても良いよな?
「困ったな…。どうしたら許してくれる?」
「…しらない」
今回は「別に怒ってない」と返したりはしなかった。それに深い意味はない。ちょっと困らせてやろうと思っただけだ。
だから涼が謝りながら本気で俺の機嫌取りをし始めた所で、態度を変えて唇にキスした。
「ふふ、ごめんね。怒ってない。涼を困らせてやろうかなって思っただけ」
ー次はこれだけじゃ済まないからなー
次なんて考えてないけど、涼が意地悪い顔してるときのを真似して笑ってそう続けた。
…あ、でもこれ涼に我慢しろって言ってるみたいだな。何ラウンドでもそれは涼がしたいだけすれば良いんだけど、…ああ、えっと…。
「…何回でもしていいけど…激しいのは、程々に、ね…?」
涼が勘違いしちゃいそうだったから付けたし。
その直後、数分涼が固まって、「ああああ゛…」と変な声を出しながら、崩れていったのはまた別の話。
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