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「昴流と回れないとか行く意味無い…その日仮病使って現地で昴流と合流しようかな…」
「仮にも教師が言うことかよ…」
「だって3日間ずっと近くにいるのに抱き締めれないとか…何の拷問だよ…」
「何の拷問でもねえよ」
俺を後ろから抱き締めながら、馬鹿なことを言う涼。
何時もの事だけれど、そんなことで仕事休もうとしないでください。
「別に会えねえ訳じゃないんだから」
「目の前にいて触れない方がきつい」
「…学校でも俺注意してくるとき触ってくるじゃん」
「それだけじゃ足りねぇ」
ううん…そんなこと言われても俺は我慢しろとしか言えないぞ…。そりゃあ俺だって涼と回りたいし涼に触れたい。涼の気持ちが分からないわけでは無いけど…関係がバレることを考えたら…やっぱり我慢するしかない。
「はっ…そうだ。昴流、夜一緒に寝よ?夜だけで良いから側に居て」
「涼部屋1人なの?」
「ああ、教師はな」
「へー」
良いことを思い付いた、とガバッ、と俺の背に埋めていた顔を上げる。
そうなのか。なら夜くらいは…いや、待て。出入りしてるとこ見られたらどうすんの。
「…駄目。3日我慢」
「無理」
「ええ…」
そこは頑張って我慢してくれよ…。
「…俺も頑張って我慢するから…ね?」
よしよしと涼の頭を撫でる。
何も涼だけが我慢するんじゃないんだ。
「…じゃあ、点呼確認しに行った時ぎゅーさせて。それで我慢する」
「嗚呼…はいはい」
それなら、大丈夫か。俺じゃなくて涼が部屋に入ってくるんだし。教師として不思議な行動じゃあない。
…まあ、その部屋には愁と琉生がいるんだけどな。2人だし、良いだろ。
「…後、帰ったらデート」
「3日分?」
「当たり前」
「ふふっ、はいはい」
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