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「おまたー零」
「今日零の奢りなんだって?」
「零太っ腹!あざーす」
「それはどこから流れた情報だ」
「隣の奴からラインで」
「佐藤てめえ…!!!」
4分後に校舎から出てきた零の友人3名。
彼らの間で零が全員に奢る話になっていたらしく、「俺の金…」と零が嘆いてる。
美桜ちゃんの名字は佐藤みたいた。
「あっれー?この子は?誰?新しい恋人?」
「ちげえよバイトの後輩」
「後輩?大丈夫?こいつにセクハラされてない?」
「え、あー、少し…?」
「桂木最低ね…」
「零後輩にまで手出すとかヤバイって」
「あーはいはいはい悪かったですね」
友人4人に軽蔑の眼差しを向けられ、批難される零。
あの暴君も、大学では立場が低いらしい。
「今日奢ってやるからさっさと行くぞ時間無くなる」
「あ、逃げた」
「逃げてねえよ」
「うわー、ショボいわ零さん」
「うるせえな掘るぞ」
いつも俺にしてくるみたいに友人の1人の尻をわし掴んだ。
された友人の方は「お前が触ってくんのマジで洒落にならないから!」と結構ガチで零の手から逃げていった。
「俺もお前は掘りたくねえな。顔がまず好みじゃない」
「何かすげえムカつく!」
「喜べよ貞操奪われねえんだから」
「掘られたら俺学校行けねえよ!」
「それなー。ぜってえ朝ケツ痛くて起きれねえ」
「それ俺に言ってんのか?痛いわけねえだろ」
「なにその自信」
「やってみるか?優しくするぜ?」
「ぎゃははっ!マジ止めて!!」
ゲラゲラと男同士らしいとも昼の話にしては下品とも言える会話をしながら俺と美桜ちゃんの前を歩く4人。美桜ちゃんは呆れてものも言えないって顔をしてる。
零は性癖を堂々を公表しているが故に、ゲイでも浮かなくてすんだろう。…否、最初は浮いてたかもしれないが、こんだけ堂々とされていたら周りも何か吹っ切れて零を受け入れたんだろう。
それと、零の人柄がそんなこと気にしないようにさせているのかもしれない。
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