アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
「もう、良いだろ…っ」
「…クク…ッ」
零の手を振り払ってまた顔をそらして枕の代わりに腕で顔を覆い隠す。
嗚呼、糞。鳴り止めよ俺の心臓。
「可愛い奴」
「っせぇよ…!」
「口は憎たらしいがな」
「はあ?どっちだよ…」
「そんなんも含めてってことだ」
俺を可愛いって言うなんて頭おかしいんじゃねぇのか。
俺だって男だ。可愛いと言われて良い気はしない。言われたら殴ってる所だ。
でもそうしないのは、怒りがこみ上げて来ないのは零にされた評価だからなんだろうか。
ーベタ惚れじゃん俺…ー
想像以上に俺はこいつに入れ込んでるらしい。
零への感情に気づくのは遅かったのに、気づいたら早いもんだな。どんくらいその思いが強いのか自覚するのは。不思議な物だ。
「…っうぁ…?」
「…嗚呼、ここだったか」
こり、とゆっくりと動いていた零のが前立腺にぶつかる。そこを擦られると圧迫感が気にならなくなってきて、零も少しずつだが挿送を速めていく。
「…ン…、」
挿れる方が断然気持ち良い。そんくらい弱い快感だったが、いつも以上に体が熱い。
いくらやっても、試しても埋まらず広がっていくばかりだった筈の穴が、こいつとは満たされる。こんなセックス久しぶりだ。
こいつ限定なら下になってやっても良いと思った。
「…良い感じになってきたな」
「っ、…?…ァっ?!」
「ふっ…、締まった」
ずるる、と抜かれていくと思うと、カリが引っ掛かった所で止まり、最初では考えられないくらいにスムーズにソレが入ってきて、ゴッ、と奥を突かれた。
瞬間、ビリリッ、と頭が痺れて驚きで目をぱちくりさせる。
これが奥…なのか?
突かれるとその振動が腹に響いて、零が体重をかけてピストンを速めれば速める程、その響きが強くなって、ジグジクと下腹部辺りが疼く。
突かれる度に零のを締め付けてしまって、内側から零の温もりが伝わっていく感じ。
いつもと全然違う。快感も、体の疼き方も、体温の伝わり方も、何もかも。
下になるだけでこんなに違うのかよ…?!
「零やばい、これ…思ってた以上に、気持ち良い…っン…」
「俺がやってんだから当然だろ」
俺の偽りのない素直な感想に零はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
458 / 1113