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「椿先生は鬼だ…桃から生まれた鬼なんだ…」
「何かそれ混ざってるぞ」
あれからずっと琉生はこんな調子で、昼休みが終わりそうな今もメソメソとしている。
少し琉生に優しくしてあげてと俺から言った方が良いかもしれない。…涼聞いてくれるかなあ。あれ絶対楽しんでるよ涼。
「ああ゛…次の次ロング…鬼がまた…」
「ルイちゃんはもうあいつから逃げれないんだよ。諦めて下僕なのを受け入れた方が楽なんじゃね?」
「自分の中の何かが終わってしまいそうな気がする…」
「椿と出会った時点で逃れられない運命だったんだよ」
「そんな運命要らない…!!!」
「もう嫌…」とそろそろ本当に泣いてしまいそうな琉生。そんな琉生の頭を撫でて慰める。
…あ、これまた止め刺しちゃった?
「あ、そういえば今日ロング有るのか…」
「ルウちゃん嬉しいオーラ漏れてるよ」
だって、涼と2時間も会えるじゃん。S.H.R.だけで全然会えないときも有るのに…。
学校だからいつもみたいに話すことは出来ないけど、涼と長くいれるだけでも嬉しい。
「ほらルイちゃん見える?そんな鬼の授業がこんなに楽しみにしてる子がいるんだよ?諦めなよ、下僕として扱われてる事実は変えられない」
「嫌だあああ…!!」
こんなに拒絶されるほど涼なにしたんだろ。俺が認知してるやつの倍はこき使われたんじゃねぇのこれ…。
「昴流…あの鬼をどうにかして…」
「…ほら涼ちょびっとS入ってるから」
「あれがちょびっと?!少しなの?!」
ううん…セックスするときの涼の意地悪とはまたちょっと違うから琉生に対してのが涼の中での何%の物なのか俺にも分からない。
…でも、涼本気になったら琉生こんなんじゃ済まないんじゃないのか…?今でも十分可哀想な気もするが…。
「まあ、涼ちゃんとやって良いことと悪いことの区別ついてるはずだから…」
「それであれなの?!職権濫用発言は良いの?!」
…それは俺もどう返したら良いか分かりません。
一応涼だって大人で、ちゃんと職務は全うしてくれる…筈だが、俺の方を優先しようとするところが有るからな…涼なんだから絶対大丈夫!って言いたいのに言いきることができない。
…嗚呼、でも流石に留年はさせないか…?いくら琉生の頭が悪くても涼Sだけど本当は優しいし、ちゃんと生徒のこと何だかんだで見てるから。
「あっ、悪い吉柳伝え忘れてたけどお前化学評価1な」って冗談ではもしかしたら言うかもしれないけど…。
「えっと…まあ、頑張れ涼の下僕」
「昴流まで?!」
…色々とかける言葉を考えてみたけど、結局これに落ち着いた。
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