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あんた、お前とずっと言うのも失礼だと思い、名前を聞いてみたところ徳井晃さんというらしく、徳井さんの店に入ってみると、隣の下着ほどの破壊力はないが、ここもここで可愛らしいデザインの服ばかりが並んでる。
「女物ですか?」
「正確にはレディースのデザインを参考に作ったメンズかな。だから女の子からも男の子からも買いに来る客はいるよ」
「そうですか…」
型は男でも着れるように変えたってことか?要は。
涼は可愛い服でも男らしさはちゃんと残ってる服を選んでくれてたけどこれは本当に可愛いオンリー。嗚呼、でも中には格好いい感じの奴もちゃんとある。
「店長~誰ですかその子」
「俺の友達の恋人。恋人喜ばせたいらしくてー、クリスマス用に服決めてあげて。俺の奢りだから予算の上限はなし」
「良いんですか?任せてもらって」
「女性陣の方が良いの選んでくれるでしょ」
「うわー、やった。燃えてきた」
「てことで昴流ちゃん彼女達に決めてもらって」
「うわ…っ?!え、ええ…」
徳井さんに女性店員の輪に放り投げられ、その徳井さんはスタッフルームなのか、奥の方にい消えてしまった。
嘘でしょ。え、俺無理だよこういうの。美容院行けないくらいこういうの苦手なのに無理だよ。戻ってきて徳井さん。
「君名前は?」
「年はいくつ?」
「恋人さんどんな感じの服が好きって言ってた?」
「君自身デザインの好き嫌いはある?」
早速始まる女性店員からの質問責めに早くもリタイアしそうになる。
そんな一気に質問しないでくれ。答えれない。
涼が服見てるとき店員に何度も声をかけられててそれを普通に返してたけど、俺にはそのスキルはありません。
俺美容院だけじゃなくて服屋も苦手になりそう…。
「名前は狼城昴流で年は17…えっと、その…俺ファッション、とかは疎くて…涼、は多分可愛らしいのが好きなんだと思います…いつも今着てる感じの服を選んでくれるので…」
「昴流君ね、可愛いー。…格好可愛い感じ?」
「分かるわ~」
「恋人の名前涼って言うの?…男の人?」
「えっ嘘?!そうなの?彼氏どんな人なの?」
「あ、う…あの…」
どんどん増えていく質問。
いつも女の人の会話ってこんな感じなのかな…。怖くなってきた。
徳井さん本当戻ってきてください。
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