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喋るのを禁止され、言われた通り黙っているとほんの10分足らずで「寂しいからやっぱり喋って」と涼から前言撤回してきた。
忙しい奴。
「昴流あーん」
「…ん」
で、今はずっと家にいたら手出してしまいそうだからという事で外出中。
昼食に立ち寄ったカフェで涼に切ったパンケーキを食べさせられてるのが現状だ。
「昴流のも頂戴」
「……ん」
「ふふっ、ありがと」
口を開けて待機されたので、俺のパンケーキを切って口元に運んで
俺の渡し方が悪かったのか、量が多かったのか食べる際に涼の口元に少しクリームが付いちゃって、それを指で拭って、ナプキンで拭こうとナプキンを1枚取った。
…んだが、どういうわけか俺の指についていたクリームは涼の口の中へ。
「な、な…っ」
「ふふ、御馳走様。真っ赤になってかわいー」
「ばっ、ここ外…!」
「良いじゃん、別に」
「俺は、恥ずかしいんだよ…!!」
確かに、宣言通り厭らしいことはしてきてないけど…外なんだよ、他に客もいるんだよ。
恥じらいはないのかこいつは…。
「目の前に可愛い昴流の指があったからつい?」
「ついって…もう…、次はないからな」
「顔真っ赤で可愛い」
「…聞いてるの?」
「うん、気を付けはする」
「~っ!もー…」
涼はいつもこれだ。気を付けるだけじゃなくてしないように何とか抑えろ。
…あ、こう言うときの"あれ"じゃないか。思い出した。
「次、え…っちな触り方したり、先みたいなことしたら…1週間触るの禁止」
「もうしないから許して」
即答。効果覿面だな凄いぞ。酒に酔ってないから守ってくれる筈だし。
うん、良いな。次からも困ったらこれ使おう。
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