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「…な、に…?」
「ん?…ふふ、可愛いから」
もきゅもきゅとパンケーキを頬張っていると、涼に頭を撫でられた。それはもう小動物相手にするような感じで。
そんなことする前にお前さっさと食べろよ…って言おうとして涼の皿を見てみるともう無くなってた。あ、これ俺が前食べてから見ろって言ったから言われるよりも前にさっさと食べた系か。
「…涼、見られてたら食べにくい」
「あ、ごめん。でも見る」
「見んな馬鹿」
「目の前にパンケーキを頬張る可愛い昴流がいるから悪い」
「えっ俺のせいなの…??」
「嗚呼、昴流のせい」
そんな理不尽な…。俺普通に食べてるだけなのに。
食べ方が俺変わってる…のかな?それならそう言ってくれると嬉しいんだけど…あっ、ナイフとフォーク逆?それは無いな
「唇が動くのがえろ可愛い」
「…えっと…うん?」
「えろ可愛い」
「や、あの……」
全くもって理解出来ないんですが。
食べ方の問題と思ったらそれ直しようが無いじゃん。何?唇が動くからってそりゃあ食べてるんだから動くだろうよ。動かねぇと食べれねぇよ、まず。
「…食べ方別に変じゃない?」
「え、食べ方?昴流何しても可愛いから安心して良いよ」
「答えになってないから」
「…変じゃないよ」
俺の返答につまらなさそうな表情を浮かべて、ちゃんとした答えに訂正する。
変ではないのか…なら良かった。
「…御馳走様」
「え、もう食べたの?もっと食べる?」
「…もうお腹一杯」
そこまでしてお前は俺が食べてるところを見たいのか。
いつでも見れるんだから良いだろ…なんて、この変態はそんなこと言ったら調子に乗るだろうから言ってやらない。
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