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それからも、ブラブラと街を歩いて気になった色んな店に行ってみたり、街を彩るイルミネーションを見たりして過ごしていると直ぐに時間は過ぎてしまった。
家に帰ったのは昼から出掛けたのに夜の8時で、歩きすぎて足がくたくただ。
「あ゛ー…もう歩けねえ…」
「じゃあもう風呂にお湯溜めるか」
「うん…」
リビングにつくと真っ先にソファへダイブしてパタパタと足を動かす。これ今足伸ばしたら確実に吊る奴だ。そんくらい疲れが溜まってる。
「すーばる足あげてー」
「あ…ごめん」
風呂のスイッチを入れに行ってた涼が戻ってきたので、寝転がるのを止めて起き上がる。
スペースができるとそこに涼が座って、テーブルにあったテレビのリモコンでテレビの電源を入れる。
チャンネルを固定すると、水を飲みながらポンポンと膝の上を叩いた。今ではそこが俺の定位置担ってる場所を。
膝の上に座るとすっぽりと涼の腕の中に収まってぎゅうぎゅうって後ろから抱き締められる。
俺の肩に顎を乗せて、うりうりと俺に擦り寄って来るもんだから、髪が耳に触れてくすぐったい。
「ひゃっ?!あ、ゃ…ん…っ」
「…風呂出るまで我慢できそうにないから味見させて」
「え、あじ…っ?!ひ、ぅん…っ!」
涼の頭をポフポフと撫でながら液晶に流れる映像を眺めていると、急に耳朶に噛みつかれて、プラグ・ホールの縁をぐるりと舐められる。それから、次にピアスがついた場所全部にキスされて、ピクンッと体が跳ねた。
あ、キスされて思い出した。帰ってから確かキスしてって言われてたっけ。
「りょ、お…っ」
「ん…?」
「も、耳は良い…っから」
涼にキスできるように顔の向きを体ごと変えて、両頬に手を添えてちゅっ、と涼の唇に吸い付いた。涼の唇を舐めると小さく口を開けて舌を出してくれて、それに舌を絡める。
「んっ、ふぁ…」
「ん…どうしたの?急にキスなんかしてきて」
「…涼がしてって言った」
「嗚呼…そういえばそんなこと言ったな」
「え…忘れてたの?」
「半分冗談だったから…?」
… えっ、嘘でしょ…?俺本気で言ってたと思ったのに…ああ…何それ俺すっごい恥ずかしいじゃんか。
「でもありがと」
「んっ…」
「…さて、風呂入るか。これ以上されたら本当に抑え効かなくなりそう」
「うわっ?!」
ぐりぐりと涼の胸板に真っ赤になった顔を押し付けると涼がクスリと笑って愛おしそうに俺の頭を撫でてきて、直後にふわりと体が浮き、そのまま風呂場へ。
涼の我慢の限界が近いのか今日はいつもよりも風呂から出るのが早かった。
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