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いつもは風呂に入った後は絶対に髪を拭くのに、それすらもせずベットに寝かせられ、ベットの隣にあった引き出しから出したPTPシートから錠剤をひとつ取り出してそれを渡される。
きょとん、としていると「舐めて」とその錠剤を口元に持ってこられた。
これ…どう考えても媚薬だよな…?
「強く、ない…?」
「文化祭のとき飲ませたのよりは弱いはずだけどここのは使ったこと無いからどんくらい効くか分からない。まだ怖いなら無理に舐めなくても良いよ」
文化祭ほどじゃない…あれは辛かったもんなあ…あそこまでじゃないなら良いや。涼は媚薬使いたいんでしょ?あれから1回も俺が言ったこと気にしてか飲ませてきた事なかったから我慢してくれてたんだろうし、ね。
「…苦くない…?」
「それは大丈夫」
「じゃあ舐める…、…ん」
ちろり、と涼の指に挟まれている錠剤をコロコロと舌で転がす。
味は…何だろうちょっと甘い。どんな甘さかって言われると例えにくいけど、とりあえず甘い。
「ん、ふ…んぁ…っ」
「…良い子」
「ひぅ…っ、んン…」
グリグリッ、と錠剤を舌に押し付けられて頑張って舌を動かすと少しずつ薬が小さくなっていく。
舌に涼の指の腹が引っ付くと手が離れていった。
「…昴流、効くのに時間かかるからそれまで俺の舐めて?」
「んっ…りょ、の……っ」
体勢を変えてぺたんとベットの上に座って涼のまだ熱を持っていないそこに舌を這わす。
涼のソレの形を確かめるように唾液を全体に絡ませて濡らしていく。
次第に涼のが固くなってきて、それを舌と唇に伝わる感触で感じるとじわじわと体が熱くなってきて、それは確かな物として体に現れ始め、もじもじと太ももを擦り合わせた。
「…ひぅ…っ?!」
「もう効いてきた?思ってたよりも早かったな」
「やぁあ…っさわ、ったらできな…っぁァん」
涼がそれに気づいて、膝で俺のを揉んで薬の効果を確認する。
それだけでイってしまいそうになってきゅうう、と太股に力を入れた。
だけど、それはただ涼の足を挟むだけで、俺の性器からは次第に液体が溢れ出す。
「らめ…っ、おれっあ、あっああぁん…っ」
「…っと…」
ぐり、と先端を刺激されてバチバチッて目の前で火花が散って、体に力が入らなくなって涼に体重を預けた。
あれほどは強くないって言ってたけど何だよ、これ俺が飲んできた中で強い方に入るやつじゃんか。また勃ってしたし、疼きどんどん酷くなってくる。
「…これ説明にあったよりも強いな…ごめんな。使ったことあるやつ買えば良かった。…怖くない?」
「…あぅっ…今は、だいじょーぶ…っ」
「無理になったら言えよ?」
「んっ、わか、った…」
嗚呼、本当に。
余裕がないと言っておいて、理性を忘れて俺の事を絶対に気にかけ無くなることはないこの優しさ。
俺はいつもどろどろで、訳わかんなくなるのに何があっても涼のその優しさだけは消えることはない。今まで1度も。
涼を責めてる訳じゃない。それだけ俺を思ってくれてる証拠で、凄いその優しさが嬉しい。でも、時々無理をしているんじゃないかって思うときがある。
…ねえ、涼。俺、もう昔とは違うから。
俺もう取り乱す事なんて滅多になくなったんだよ。涼とするセックスなら玩具も、媚薬もまだ怖いと思うときが有るけど、最初よりは大丈夫になったんだよ。
…だから、たまには、いつもじゃなくても良いから…、
「涼にも、俺一杯きもちよくなって、ほしい…」
俺の事気にしないで全部ぶつけても良いんだよ。
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