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起きた時間が遅かったせいでもあるが、すぐに夕方は訪れて、涼と一緒に優さんの店へ。
朝は立つのさえも難しかったけど、涼のお陰で走れることは出来なくても歩くことまではできなくなった。涼やっぱり整体師とかマッサージ師に向いてる。
店に入ると既に皆集まってて大皿に盛られた料理を食べたいるところだった。
「うわあお、すーと涼さん色気むんむん。夕べはお盛んやったようで」
そして早速バレました。
そんなに分かりやすい…??恥ずかしい。帰りたくなってきた。
「…あれ、でも涼さんが気怠そーにしてんの珍しくない?…何?すー超がんばったん?」
「…え、あ…あ…」
「え、そうなん?すー何したん?」
「…ッチ」
「あいたぁ?!ちょ、リュウ止め…本気で殴らんといて…!」
要さんの詮索は止まらず、昨日の事を思い出してしまって涼の背後に隠れ、俯く。
口の止まらない要さんに兄貴が舌打ちしてガツンと思いっきり頭に拳を入れ、そこで要さんが黙った。
「昴流ごめんなこの馬鹿が。隠れてないで出ておいで?」
「リュウそれ何か変質者みたいやで」
「えっマジ?…ほら昴流センター!センターだよ、椿先生と真ん中!おいで?お兄ちゃんの隣!」
「リュウきも」
「っせぇんだよてめぇは、ああ゛?!」
「リュウ口調昔に戻ってんぞ。落ち着け」
ポンポンと態々開けた自分の隣の席を兄貴が叩く。その時の発言に対して吏さんがコメントし、兄貴がそれに怒鳴って、ため息混じりに幸仁さんが酒を飲みながら注意する。
それを愁と要さんが爆笑して、優さんと桂木さんは気にせず料理を食べて、琉生はアワアワと殴りかかりそうな兄貴と吏さんを交互に見てる。
全員揃ってみると相変わらず賑かな集団だと思う。でも、そのお陰で恥ずかしいのが和らいだ気がする。
「…ワンコ、ほら来い琉生の隣なら座れるだろ」
「あ、はい」
気を利かしてか端に座っていた桂木さんが琉生の隣に2人分のスペースを作らせ、手招きする。
それに甘えて琉生の隣に座り、涼はその隣に。
涼は俺を膝の上に座らせたかったみたいだけどそれは琉生が可哀想になるので、断ることにした。
「えっ嘘昴流俺の隣は?」
「…流星さん、友人同士隣に座らせてやったらどうですか」
「あっれー零ちゃんが常識人??」
「あんたらよりはある自信ありますよ」
「とかいって俺のケツ揉むの止めようねゼロちゃーん?」
しょんぼりとする兄貴にもっともらしいことを言う桂木さん。流石幸仁さんの従兄弟。第2のパパ。…と思ったがどうやらそうでもないらしい。
「…ここ突っ込み不在じゃね?」
「琉生君もそう思う?まあいつものことだから」
「一々全部突っ込んでたら疲れるぞ」
…なんて会話をする琉生と優さんと幸仁さんが、この中では1番常識があるのかもしれない。
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