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時間が経つのは早くて、来て直ぐな気もするが日が完全に落ちてしまった。
混む前にと早めに風呂を借りることに。今回は泊まるって分かってたからちゃんと着替え持ってきた。
「うわーでか」
「家がでかいと風呂もでかいな」
「5人くらい余裕で入りそうですね」
…そして何故か家族全員で風呂に入ってる。
3人とも俺より身長が高い上に筋肉がくっきりとついていて家族なのに悲しくなる。
父さんには年齢もあるから勝ってるだろって思いたいじゃん?でも、俺より筋肉くっきり付いてるし、全体的にがっちりしてる。体の年齢は30代で通っても可笑しくない。
もう直ぐで50代後半を迎える父に劣る体って。3人を見てたら悲しい気持ちになってきた。鍛えようかなもう少し…でも鍛えても俺中々筋肉付かないんだよなぁ。
「…んあれ、昴流また痕増えた?えっち~」
「ひゃ…っ?!」
「もちもちな可愛いお尻にもついてる」
…何て思いながら3人の体、主に筋肉を観察していると兄貴につつぅ、と背中を撫でられぞくぞくっと悪寒が走る。
尻にも付いているらしくてぷにぷにと付いているのであろう箇所をつつかれる。
も、もちもち…。涼には大きいと言われ次はもちもちと来たか。…尻だけ脂肪減らすダイエット方法とか無いかなぁ。
「涼君の独占欲はすっぽん並なんでしょうかね」
「…見えてはいたがまさかこんなについてるとは思ってなかった」
「…っ、あ、あんま見ないで…はずかし…」
兄貴は一緒にすんでるから知ってるけどこの量を初めて見る2人にまじまじと見られて恥ずかしくて兄貴の後ろに隠れる。
痕を見られるのは涼との情事を覗かれてるみたいな感じがして。
「俺役得~」
「そうやって鼻の下を伸ばしてると涼君に殺されますよ」
「え、は洒落になんねぇから止めろってそう言うの。違うからな昴流?お兄ちゃんとしての役得だからな?」
俺を抱き締めていた兄貴の腕が父さんの一言で離れていく。涼効果はこんな時でも健在らしい。
「…て言うか4人で入ったは良いけどどうやって洗うよ。1人1人順番待ってたら逆上せるぞ」
兄貴が誤解も何もしていないのだけれど誤解だと言葉の意味をあたふたを俺に説明する隣で兄さんがそれを無視して、現在の状況下での1番の問題を口にした。
風呂は大きい。が、体を洗うのは4人一緒では流石に難しい所がある。
かと言って、兄さんが言うように1人ずつ洗っていては時間が掛かりすぎる。
「でかいし2人で交代して洗えばいけるだろ」
「それもそうですね。じゃあ昴流は私と」
「えっ、何で俺が彗と譲り合いながら洗わねぇといけねぇの?」
「それはこっちの台詞だ」
「ああ?」
まさかのたかが順番での喧嘩。
幾ら大きいとは言え、風呂だから部屋と比べれば小さい上に音が響く空間で言い争うなよ…。
「…どうせ最後は4人で浸かるんだから良いじゃん順番なんて」
溜息混じりに俺がそう言うとすんなりと順番が決まった。最初からそうしてくれ。
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