アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
すりすりと涼の胸板に頬を擦り付ける。
こたつセックスは理解出来る範疇を越しているが、こうしていたい…と言うことであれば分かるかもしれない。
布団よりも温かくて、心地良い。このまま寝れそうな位に。
良いな、こたつ。俺の家にも欲しい。
「…ふふ、昴流猫みたい」
微笑しながら猫にするようにカリカリと顎下を撫でてくる。
『猫はこたつで丸くなる』…ってやつか?
でも、誰だってそうじゃね?寒いよりは暖かい方が好きに決まってるじゃん。
「…つか俺今度は猫なの?…どんだけレパートリーあんだよ」
「何か昴流ってわんこっぽくて、猫っぽくてほっぺ膨らませるとりすとかハムスターみたいだし…。ケルベロスの小動物バージョン…?」
「それはそれで気持ち悪い」
つまり『小動物』って抽象例で既に俺な訳ね。
170cmあって小さいって思われんのは複雑な気持ちではある。
「俺よりは昴流小さい」
「…お前が高いだけ」
「普通だって」
うわムカつく。背が高いやつって大体こう言うんだよな。俺にくれよ、その無駄な高さ。
「昴流はこんくらいが可愛いから良いんだよ。140しかなかったときも可愛かったけどね」
「…忘れろ」
「え、嫌だ。ちゃんと携帯にもデータ移したしバックアップ2重にとったから安心してね」
「安心するのはお前だけだろ」
あのときの身長は軽くコンプレックスだったからあまり触れないでくれると嬉しい。
140cmってあれだからな?女子にも抜かされてるんだからな。常に見上げないといけない辛さ。
特に愁とかあいつあの時から170cmあったから目合わせて話そうとしたら首痛くなるし。
あの身長の時にあまり良い思い出はない。
そう考えると今170cmに伸びてくれたことに感謝しかない。
「昴流は今がちょうど良いよ。俺の腕にすっぽり埋まってくれるし、キスしやすいしね」
「んぅ…」
「それに、可愛い顔がよく見える」
頬に両手を添えてちゅっ、と音を鳴らして俺の唇に吸い付く。
俺の顔を見て目に三日月を浮かばすとまた唇が落ちてきてソフトなキスが次第に深いものに変わっていく。
「ん…ゃ…ふぁん…」
丁寧に歯列をなぞられて、背中がぞくぞくする。
もっと欲しいと思う反面、聞こえるかもしれないという抵抗感で涼の胸板を押して唇を離そうとすれば腰に腕が回ってきて腹がくっつくくらいに引き寄せられて頭も固定される。
角度を変えて、更に深くなっていくキスに抵抗する気力を奪われていき、胸板を押していた手に力が入らなくなる。
「っ、ぁあんっ…や…ぅ、」
「気持ち良い?」
「んやぁ…っや、ぁ…あっ」
挟んでいた涼の足で股間を押し上げられて、密着しているせいで服越しに触れる涼の質量のあるソレが擦れて、きゅうっ、と太ももに力が入る。
して欲しくないのに気持ち良くて、嫌って言ってんのは口だけで涼に触れられる喜びを嫌なほど叩き込まれてきた体は歓喜で震えていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
545 / 1113