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「あ…あ…っ」
イった余韻すら気持ち良くて、肩から離れた口から声が漏れる。
ピクン、と腰が揺れるとそれに合わせてイくと同時にソレに被せられたタオルと涼の太ももが擦れてまた勃ちそうになった。
「ふふっ、お前本当イき方可愛い…」
「ん…、…あ…」
うっとりとし、俺の姿を目のレンズで捉える涼。頭を撫でられそれに擦り寄る。
頭に余裕ができ始め、そこでやっと気がついたことが1つ。
「ご、め…涼…」
歯形が今にも血が出そうな位にくっきりついてたのもあるが、何より申し訳無いと思ったのは俺の手が途中で止まってしまったせいでイけれてない涼のソレ。
「ん…?嗚呼、良いよ。昴流可愛かったし」
「でも…」
「…じゃあ、このまま続きする?今日は荷物あるから持ってくれば汚れる心配はないし、最後までしようと思ったら出来るよ」
「さいご…」
その単語に奥が疼く。
汚れないと言ってもここは人の家だし、俺達以外に人がいる。その当たり前…常識的な抵抗感は1度落ち着いて戻ってきたが、続きができると聞かされた開発された体は本能的で、それに期待してしまっている。
心と、体が上手く結び付かない。
が、人間欲に従順なところが少なからずあって、完全に冷めてない頭で本能に勝てるはずもなく心が揺れ動く。
「…し、た…」
「昴流君、ビデオ終わったわよ」
「…ッチ」
肯定の意を伝え終わる前に襖を開ける音とともに真さんの声が聞こえてきて、はっ、と我に返る。
俺、また流されそうになってた…。
「え、涼あんたずっとここに居たの?お風呂は?」
「昴流が寝たら入るから良い」
「…その距離感からしてつまり"そういうこと"かしら。あら?あららら…?1時間ずっとお楽しみだったの?」
「そう思うならさっさとどっか行けよ」
シッシッ、と真さんを手で払う。
良いところで入ってきやがって…って感じに不機嫌そうに眉間に皺を寄せている。
「…いや、でも私がきたこと感謝すべきよ?逆に。私とか、臣とか、流星さんとか。そこら辺の人が呼びに来なかったらヤバかったんじゃない?てことでヤってたこと詳しく」
「一々報告するわけねぇだろ」
「けち。私は可愛い昴流君の話を聞きたいのよ」
「え…」
真さんが来た=そういう話になる気はしてたけどまさか俺に集中攻撃とは。
そんなこと聞かずに「私とか~ヤバかったんじゃない?」で終わらせておいてくれたら良かったのに、真さんがそうしてくれるわけも無かった。
「りょ…いうの…?」
言わないでと涼に視線を送ってきゅう、って涼のシャツを握る。
「おい真、恥ずかしがりな昴流はこれ以上詮索されたらお前のこと嫌いになるってよ。それでいいなら教えてやるけど?」
「嘘、えっ止めて。聞きませんごめんなさい」
俺の発言を捏造する。言い過ぎな所が有るんじゃないかと思ったが、あっさりとあの真さんが引き下がってくれたからそれに合わせようと思う。
流石兄妹。家族だからどう言えば一番効果的か分かってる。
曰、真さんは萌の為なら何でもする頭のおかしい奴だから逆にそれを逆手にとってやれば良い…らしい。9割以上何言ってるのか分からなかったけど、取り敢えず頷いておいた。
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