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俺は脱げと言われず、何故か服を渡されて着替えろって言われた。スポーツ選手が着てるような、スパッツ。
…多分、俺の体にキスマーク一杯ついてるから気を遣ってくれたんだと思う。きっと。
「…あの、真さん…」
「最高にえろ…んん゛可愛いわよ」
「えっと…」
そこは感謝したいけど、1つ言わせて。
何このポーズ。本当にこれで良いの?って思ってしまう。良い意味じゃない。悪い意味で、だ。
四つん這いになって、と言われたまではまだ良かった。問題はその後。
もっと腰をそらしてやら、肩は地面につけてやら、尻の位置を高くしてやらと来た。
俺が命令されたのは、明らかに…そう言う、時の格好でずっと維持しないといけないのは恥ずかしいのがある。
しかも兄貴写真撮ってるし。何でもかんでも写真撮るなお前は。俺が映ってたらそれで良いのか。
「もうね、昴流君のお尻最初に会った時から描きたいと思ってたの。腰のラインがね、ふっつうの男なら出せないレベルなのよ」
「…え」
「人形とかでも出しにくいのよこういうラインって。それにポーズの限界も人形にはあるし…やっぱり悩んだら実物よね。臣は体が固すぎて駄目。昴流君みたいな子中々周りにいないから今のうちに一杯描いとかないと」
や、そんなことはどうでも良いんだけど最初から?!涼の彼女ですって嘘吐いて俺に会った時から心の中ではそんなこと考えてたの?
俺はそっちの方が吃驚だよ。というか驚きすぎて他のことはどうでもよく聞こえるよ。
「昴流君ってあひる座りできる?」
「あひる…?」
「そう」
「あー…、あれですか。ほら昴流こんなん」
兄貴がお手本を見せてくれる。…兄貴、体が固すぎてかあんま出来てなかったけど。
正座を少しずらした、脚がM字みたいになるあれ。女の子がよくやってるやつ。
…あ、これ涼とセックスした時してたかも。
先のポーズは描き終わったみたいなのでそのあひる座りってやつに変える。
結構簡単。やろうと思ったら太ももとふくらはぎが引っ付く位まで曲げれた。
「本当昴流君えろいわ…体柔らかい上にえろい体付きって…あいつ幸せ者ね。あ、もっと腰そらして」
「…?うん?」
訳のわからない言葉はスルーして。言われた通りの格好になってまた人形の時間。そうこうしているうちに6パターンくらいかけて7枚目に突入…した時に
「…えろ可愛いけどさぁ、させたくなる気持ちも兄妹だし?痛い位に分かってやれるけどさぁ…、昴流に変な格好させないでくれる?」
大王様帰還。
ワックスが取れた水分が取れきってない髪の毛を後ろに流しているのが色っぽくて、どきんと心臓が跳ねる。
「あら、もっと入っててよかったのよ?」
「こんなことさせるんなら後10分は早く出てた。つか俺に許可取ってからしろっつーの…」
「あ、椿先生写真撮ったの送りましたよ」
「ありがとうございます」
こんなポーズをさせるなと怒ってるくせに写真はありがたく受けとるらしい。…自分が見るには構わないってことか。
「昴流のレンタルは終わりだ。行くよ昴流」
「うわ…っ?!」
無理矢理起き上がらせられ、そこで真さんの人形はおしまい。残念そうにする真さんにまた今度してあげると言ったが、涼が許可してくれる可能性は低い。
「昴流~、人の家なんだからえっちは程々にな」
「え…し、しない…し!!」
「するとしても汚したら駄目だぞ?掃除大変だぞ畳って」
「…~っ!しっしないから…!!!」
家族が男同士の恋仲でも応援してくれるのは嬉しい。そういう行為をしてるって受け入れてくれてるのも。
…けど、これは止めて欲しい。もう少しオブラートに包んで欲しいせめて。
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