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「あー!すーくんやっと起きてきた!」
「おそいすばるにー」
「りょーにーも!」
「…うん、ごめんおはよ」
大部屋に行くと子供たちに怒られた。
まだ時間は9時で遅くも早くもない微妙な時間だが…俺達より遅く起きた人はいないので言い訳出来ない。
「りょーにーとすーくん昨日寝る前に『遊んだ』んだってー?ねえねえ、何で遊んだの?」
「…っぶ」
「凄い面白かったって聞いたよー?そんなに面白い遊びだったのー?」
いきなり始まったその質問に噎せる。お茶溢しそうになった。危ない。
…こんなことを教えるとしたら今までの流れからして2人しか居ない。
涼は無言。無言だが真さんの方を睨んでる。
だが、その視線に気がついた真さんが慌てて首を振っているので、今回は違うのだろうか。
じゃあ誰が…って思ってたら雪路さんが「わり、良い嘘思い付かなかった」と暴露。
…雪路さん!!!!!
「すーくんすーくん、私達もそんなに面白いならしたーい」
「えっ…」
「ねーどんな遊びなの?」
嘘だろ…?!まさかそういう流れになっちゃう…?
今度は、先以上に鋭い目で、涼が雪路さんを睨んだ。「それらしい嘘ついとけよ」…って感じに。
「…えっと…その…あう…。りょお、たすけて…」
「お前らがやるには難しくて早い大人な遊びだから出来ねぇよ」
「涼…?!!」
「嘘は言ってない」
うん、確かに嘘ではない。今この状況では恐らくベストな回答だ。
そうじゃなくて…、お前先「大人」と「遊び」を強調したよな…??
強調されると意味深感が増すんだけど…。
「涼、それよりさ。お前が誰これ構わずヤらなくなったのは良いんだけどさ、それは喜ばしいんだけどさ。昴流君と何回しようと構わない。だけど一応ここ俺の家なんだけど…」
「え…あ…ご、ごめん、なさい…っ」
「いやいや昴流君は気にしないで~。どうせ涼の馬鹿が始まりだろ?あの部屋防音だし、そこまで俺は気にしてないし寧ろお好きにイチャイチャして下さいって感じだけどな…ちっせぇ奴いるじゃん」
雪路さんが続けて「だから、程々にしてくれよ」と涼に向かって言い、慌てて俺の方が謝罪する。
最初は涼がしてきた。…だけど寝る前にしたのは、涼からではない。
むしろ、涼は我慢してくれてた方で…。
あれ、それってつまり深く考えてなかったけど、あれって…俺から誘ってた……?!
「ご、ごめんなさ…い…もうしないです…っ」
「どうした?顔赤くなって…え、まさか昴流君から…?」
「何それその話詳しく」
「誘い受け…昴流ちゃんの場合無自覚?やっべ超可愛い…」
「ふえ…もう嫌…」
俺がしたことだけどこれ以上触れて欲しくなくて、涼の後ろに隠れてぎゅうぎゅうと涼を抱き締め真っ赤になった顔を背に埋める。
次からは場所を考えてやります。流されたりもしません。絶対に。
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