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皆ではっちゃけて、まさかの恋愛相談を受け、そんで良い教訓になって。
旅行とか、そういう特別なことはなかったけど、それでもそんな楽しい冬休みを過ごした。
夏休みとは違い、特にトラブルなんかなくて、ずっとこのままで良いと思ってしまう程。
…だけど時間は過ぎてしまうもので今日は始業式。
ヒートテックの上に久しぶりの制服を身に纏い、それでも寒いからコートを羽織って家を出る。
ピアスはつける数を減らして、涼とお揃いのと涼に選んでもらったやつだけ髪に隠れてあまり目立たない所に付ける。
髪、伸びてきたなあ。愁に切って貰わないと。
その愁は、今日は休むって連絡は来てないから恐らく、来るだろう。
教室に入るとまだ愁だけではなく琉生も来ておらず、暇なので椅子に座るとアプリゲームを開く。
時間は8時15分。早く来すぎた。
「ろ、狼城君おはよ」
「……んあ…?あー、はよ」
パズルゲームで適当に遊んでいると声をかけられる。
隣の席の女子。名前は…何だっけ。悪い忘れた。挨拶された以上無視するわけにもいかず、挨拶し返す。
それからというもの特にそいつとの会話はなし。
涼から来るメールに返信しながら並行でゲームをする。
…そう言や、この時間職員会議じゃなかったっけ。何やってんの涼。ちゃんと真面目に会議はしなさい。
『一々話長いし同じことばっか繰り返すし?だから別に聞かなくても良い。それより昴流今日の下着は?何色?ボクサー?ブリーフ?Tバック?』
俺がそんな感じのメールを送ったら意味のわからない質問と一緒に返ってきた。
下着の方はスルーするとして…例えそうでもちゃんと聞かないと怒られるぞ?
『同じことばっか言われるんでも聞いてるふりはしとこうよ』
『えー…それすらも面倒。昴流も1回聞いたらわかる。それで、昴流下着は?』
俺が無視したらまた質問してきた。懲りないな。
『ブリーフ。色は自分で想像しろ、馬鹿』
ゴムのところが紫で、布は水色って正直に言ってやっても良かったけどこの変態にはこのくらいが丁度良いと思う。
『あ、前穿いてた水色でゴムと柄が紫のやつ?あれエロかったなぁ結構浅い方のブリーフだったし。休み時間に見せて?見たい』
…嗚呼、ごめん涼。前言撤回。これもこれで怖い。そしてちょっときもい。
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