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涼の誕生日…の前の土曜日。
涼の家に夕方、いつものように今日と明日の分の食材を持って訪れる。
涼の仕事は終わっているようで、家に入ると付けっぱなしのテレビ。
それから煙草を吸っていたのか煙のにおい。愁の愛煙しているものとはまた違う匂いだ。
「昴流、おいで」
微かに充満している煙を外に出す為に、換気扇のスイッチをいれたら、涼はソファに座って自分の膝を叩いた。座れってことだろう。
指定された場所にちょこんと座れば涼が抱きついてきて、俺が好きな涼の匂いが一杯に広がる。
「昴流で今のうちにフル充電しとかないと来週まで持たない」
「…出張って、いつから…?」
「14。丁度とかマジでふざけてる。仮病で休もっかな…」
「こら」
「いてっ」
馬鹿言うから涼にデコピン。
駄目だからな仕事サボるのは。まず、出張なのに休みって出来るのか…?大事なことの場合もあるじゃん?否、万が一の時があるんだから休めるには休めるんだろうが、後々面倒なことになりそう。
「…13日、泊まりに来てあげるから…ね?」
「んー…、じゃあ朝おはようのえっちしようね」
「え…」
あ、朝からする気なの…?!
朝にそんな時間無いでしょ。何考えてるのお前は。
「しない」
「えー、昴流におはようのちゅーされんのとフェラされんの夢なんだけど」
「…~っ、ふぇ、ふぇ…っ」
しかも、要求が具体的。するのも俺から。
…や、しないからな。そんなこと言われてもふぇ、ふぇら…なんて…。
「ちゅー…なら、考えて、あげる…」
「…ふふっ、うん。楽しみにしてる」
「お、俺するとは言ってない…!!」
こいつの、この自分の良い方向に解釈する変態な所どうにかならないんだろうか。
俺は「考えてあげる」としか言ってないのに…!!
「まあ、そこは昴流がどんな起こし方してくれるか楽しみにしとくってことで。…今日と明日で誕生日プレゼント前払いしてくんない?」
「んゃ…っ?」
耳にかかっていた髪をどけて、顔を見せた軟骨に埋められているピアスを耳の裏側から舐めてきてピクンッと体が跳ねてしまう。
長い間付き合ってるからもう耳の中でもどこを触られたら1番気持ち良いか涼は分かってて、そこばかりに下を這わしてくる。
「んっ、ふぁ…ぁ…」
「昴流駄目?俺待つのは出来そうにないんだよね」
「ふぇ…?ぁっ、あ…、ぷれ、ぜんとぉ…っ?」
「そー」
耳の中に舌が入ってきてピチャピチャという音が頭に響いて、涼の言ってることに集中出来ない。
プレゼントの、前払い…?今日と明日…??
「俺まだ…ぁっ、買えて、なぃ…からぁ…っ」
「んー…?あー…そっちじゃなくて。そっちもくれるなら欲しいけど今のはそうじゃなくて」
「…う…?いっ、しょに…買いにいく…?」
「んーん。それは昴流が準備できたらで良いよ」
「ひ、ぁぁ…っ?」
「こっちも、欲しいな」
するりと内腿を撫でる手が、中心へと動いていきまだ柔らかいその膨らみを形取るように撫でてきた。
ま、まさか…プレゼントってこういう…?
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