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「昴流震えないで?大丈夫だから。昴流の可愛いぷにぷにで真っ白な肌に俺が傷付けると思う?」
「形容詞が謎だったけどそうなる時はそうなるじゃん…」
「もー。しないって」
風呂場に連れてこられ、剃刀を前にしてそんなもの使ったことないから不安で震え出す。
本当にするとは思ってなかった。あれ以来涼「剃らせて」…何て言ってこなかったし。
ふと思ったんだが、ここって剃ったらちゃんと元に戻るんだろうか。戻らなかったら号泣ものだぞ。
「…昴流薄いからなぁ…、修学旅行までに生えてこなかったらごめんね?」
「え゛」
1か月後位にはある修学旅行。
そこでの風呂は男女共に大浴場。それまでに生えてこない…のは嫌だ。絶対嫌だ。
愁に至っては笑ってくるだろうからマジで嫌だ。
「あっははは!ルウちゃんつるつるじゃぁん」とか言って笑うのが目に見えてる。
「まぁ、昴流元々そんなに生えてないし…今とそう変わらないって」
「変わるわ!」
気分的なものとか気分的なものとか以下同文。
…あ、そうだよ。大浴場なんだから琉生と愁以外にもいるじゃん。余計嫌になってきた。
つか大浴場…今この状況ではあんまし関係ないけどキスマークどうしよう…。これよりも目立つよな。
愁と琉生に見られるのは気にならないけど他の人もいるんだから…。夏休みで泊まった旅館での大浴場にいた他の客よりもいっぺんに入る人数は多い。つまり、視線の数も多くなる。
「見られんのはずかし…からやだ」
「どうしても…?」
「うー…」
良いよって言ったのは俺。断るのは今更。
多分恐らくきっと、俺には理解出来ないが楽しみにしていたのかもしれない涼に「やっぱ無理」は悪いなって罪悪感はなくはない…のだけれど……。
「きすまーく…目立たないとこにつけてくれるんなら…」
減るのは残念だけど、あの時の倍位見られるかもしれないって考えると恥ずかしくてどうにかなってしまいそうで、長い間葛藤した末にそれで妥協。
「っふふ、ありがと。…じゃあ剃るね」
「んぅ…っ」
涼に、何だろう。ジェル?を塗られる。
そのまま剃るのかなと思ってたんだけどその前にやることがやるらしい。
俺剃ったりしないからなあ…。大変なんだな、剃るのって。
「ん…っ、ふ…」
「こら動かない」
剃刀の刃をジェルが覆ってくれてるからか痛みはなく、けれどその代わりに擽ったくて体をくねらす。
動くなって言われても擽ったいのだから俺にはどうしようも出来ない。
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