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腕の隙間から見える、謝罪する時の顔には不釣り合いな、幸せそうな表情を浮かべるそいつ。
右手にはデジタルカメラがあり、変態は悪化することがあっても改善されることはないのだと思い知らされる。
「昴流ー、お願い。昴流のちょー天使な顔見して?お願い」
「……また、撮る?」
「今は撮らないから。ね?」
今は、ってところに引っ掛かるが、俺の体を揺さぶって「天使ちゃん天使ちゃん」と馬鹿みたいに連呼する涼の顔が構ってもらえない子犬みたいに寂しそうなものになってきたので、仕方ないから腕を退けた。
「ふふ、顔真っ赤。かあいい」
「うにゃ…っ?!」
俺の隣に来るように自身も寝転がって、ぎゅうぎゅうと抱き締め、林檎みたいに染まってる頬に唇を落とす。
赤面になっただけでこんなに嬉しそうにされると反応に困る。
この場合、こいつは俺が恥ずかしがってるのを楽しんでるSなのか、ただの変態なのかどっちなんだろう。…否、両方?
「次玩具使って良い?」
俺にキスしながらふにゃりと柔らかく笑う涼から告げられたのは、その笑顔とはまるで合っていないそれ。
こいつはSよりも、変態の方が強いかもしれない。
「なにすんの…?」
「んー、まだ決めてない。あ、でも昴流が怖いって思うようなことはしないから…ちょっと待っててね。何があったかなぁ…」
具体的には決めていなかったらしく、涼が箱を持ってきてそれをベットに、バサバサッ、と広げた。
俺が使われたことがあるもの以外にもまだ沢山あって、俺が涼に見せられてきた玩具と同じ位に見たことないのがある。
でも、慣れだろうか。こう言う風に使うんだろうなって察しがつく奴ばっかり。
丸いのが繋がってる奴と、バイブにしては細くて、短い奴とかは分からなかったけど…。
「…これ何でここにあんの?」
「んー…?それ玩具でしょ?」
「…んん?」
1つだけ、明らかにアダルトグッズでは無いだろうってのがあったんだが、涼にとってはそうらしく、どうしてなんだと首を捻る。
だって、これあれだろ。電動マッサージ機。兄貴が肩凝り酷いって言うから買おうか悩んだことがあったから知ってる。
こんなものどうやって使うんだろう。だってマッサージ機なんだろ?
「っふふ…使ってみてあげようか?」
「…や、俺別に疲れてないから涼が使った方が…」
「俺に使うもんじゃないだろ」
え、疲れているとしたらどちらかと言えばお前じゃね?お前の方が使った方が良いと思う。
涼が言う使い方か俺にはさっぱりで「使ってあげる」とそれに電源を入れられたのを首を傾げた状態のまま眺めた。
「昴流ほんとピュアッピュアで可愛い。これの使い方なんてこっちの方が有名じゃない?」
「ふえ…?…っ、ひゃぁァ…?!」
ブブブ、と機械音を鳴らすそれを、肩にではなくどう言う訳か乳首に押し付けられた。
「んゃ…あっ、や…あっあン…」
「気持ち良い?」
グリグリと振動するそれで突起を押され体が震える。
え、使うってまさかそう言う感じに…?
こっちの方が有名なの??マジで…?マッサージ機なのに本来の役割じゃなくてそっちの方が有名だったの…?それは商品としてどうなんだろう…。
「昴流俺が教えないと全然知らないよな。…ふふ、えっちなのに真っ白って凄ぇやらしい…」
「…悪かったな」
「悪いとは言ってないじゃん。気持ち良いことに弱いのは、俺にされるのなら何でも嬉しいから。それって俺が大好きって言ってくれてるようなもんだろ?それに何も知らないのは俺好みに変えれるから興奮する。嗚呼、後何も知らなくて俺に頼りきってる昴流が顔真っ赤にすんの可愛すぎてそれだけで俺勃ーー…」
「変態…!!馬鹿!」
「んむ…」
恥じらいもなくそう言ってくるもんだからこっちが恥ずかしくなってきて我慢出来ず涼の口を両手で塞いだ。この変態はこう言う所があるから嫌だ。…嫌いな訳ではない…けど、兎に角嫌だ。
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