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まぁ、実際殴ったらそれこそ昴流とのデートが台無しになるのでその気持ちをぐ、と堪えて、苛つきを表面上だけは何とか隠して「何ですか?」と対応する。
女が3人。見た目年齢真…よりもちょい下。苦手な年下に囲まれてるなんて何の地獄だろう。昴流になら何人百人と囲まれても良いんだけどね。でもこいつらに昴流みたいな可愛さ欠片もないし?
「お兄さん1人なら私たちと遊ばない?」
わざとらしく胸を寄せて、胸が大きいことを強調してくる。舐められてんのかなこれ。そんなので俺が興奮するって思われてんの?ないない。
…あっ、否、待て。昴流の巨乳…。
良いな。最高にえろい。昴流に胸あったら俺本能に勝てる気しない。今のままでもえろ可愛いけど、胸のラインも出たら余計えろくなる。そうだな、D位?
「…お兄さん聞いてる?」
俺の妄想に邪魔がまたしても入り、胸の中で盛大に舌打ち。睨みそうになった。
1人かどうかなんて机にある昼食見たら分かるだろ。どう見たって2人分だ。俺1人で食べれる量じゃあない。何?俺大食いに思われてんの?残念ながら俺の胃はモンスターじゃないんだよ。
まぁ、そうは言っても。1人でいたとしても頷くことはないんだけどな。
「知人と来ていますので」
愛想笑いもする気になれず、視線を合わせずに答えながら書きかけていたメールの返信を送信し、永遠とメールボックスの更新を連打する。
ここで新たに何かメッセージを送ってみようか。昴流を困らせる結果になるのは目に見えているが可愛い昴流の返事に癒されたい。
「じゃあ、その友達も一緒で良いから私達と遊ばない?」
肩を叩かれ、鼻を掠める香水の悪臭。付け過ぎだろ、鼻詰まってんのか。
迷惑そうに言ったつもりだったのに、折れないって神経が図太いのかただの低能なのか。
真や臣は図太い方だが、それでもあいつらは察せれる能力は持ってる。
やっぱ、年下は無理だ。同い年、年上の人間にもそりゃあそう言う奴はいるにはいるが、会話が成立しないのは年下の方が多い。
全ての年下が無理ってことではない。大半が無理なだけ。生徒は年下としてじゃなくて"生徒"として見とけば可愛気はある、まだ。
昴流。昴流だけが特別なんだ。12も歳が離れてて愛おしいと思う人なんて一生かけても昴流しか見つけられないだろう。
「私は、知人と2人で。回っているのですが」
「人が多い方が楽しいって」
2人を強調して、誘いに乗らない意思を示すも馬鹿な返答に目眩。無理難題を上司に押し付けられたのと同レベルで精神的に来る。
もう嫌だ昴流を抱き締めたい。恥ずかしがって逃げようとする昴流を抱き締めて柔らかい髪をわしゃわしゃしたい。それから程よい弾力でマシュマロみたいな唇にかぶりつきたい。昴流を可愛がりたい。
俺は誕生日に頑張ってくれた寂しがりで健気な天使ちゃんとのデートを誰にも邪魔されずに満喫する予定だったのにお前らのせいで台無しだ。
…嗚呼、台無しって言えばあれだよなぁ。今みたいに昼食時に晃と遭遇して昴流の前で過去の行いを暴露され。昴流に聞いて欲しくない部分もあって、切れそうになっていた時に昴流からのキス。
あの恥ずかしがりで2人きりの時も時々しか恥ずかしがってしてくれない昴流からのキス。それから堂々と俺の彼氏発言。不覚にもきゅんって来た。イケメン昴流は怖いなってその時初めて思いました。晃の株が下がった数分後には急上昇。ありがとう晃。お前のお陰でイケメン昴流を拝めました。
可愛い昴流もあれだけど、イケメンの昴流も危ない。俺の理性を2ヶ所から崩壊させていく昴流は罪な子です。
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