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何故、押し付けられているソレがそんな反応を見せているのか俺には到底理解出来ず、何が原因だったんだと頭を捻る。
俺がやったことと言えば涼に抱き付いた位だ。でもそれは今日が特別そうだったんじゃなくて、寝る時は毎回してること。涼が可愛くって言うから考えた結果として体をいつもよりは密着させはしたけれどもそんなのちょっとの違いだ。それに、それは涼の言う「可愛く寝る」とはちょっと違ってて…。
「昴流」
「ひぅ、…っ?!」
情事中の、あの。色気のある熱っぽい声が耳元から聞こえてきて頭が痺れる。
びくりと体が跳ねれば涼が鼻で笑い、弱い耳を甘噛みして、俺の反応を楽しんでいるのか耳元で喋り続けた。
「かぁいい…俺の声に昴流弱いもんね?」
「ひゃ…ぁ…んや…っ」
「俺の声そんなに大好き?」
耳に響く低音で甘ったるい声。耳から頭へと痺れが走る感覚に耐えられず頭を布団の中へと埋めた。
「あらら…刺激強すぎた?顔見して?」
「ひぅっ…?!!」
顔が隠れたところで涼が触っている下半身は涼の足や手から隠せておらず、早く顔を見せろと言わんばかりに、ゴリゴリッ、って擬音語が似合うくらいに先よりも力強く、けれど俺が痛過ぎると思わない程度の力でソレを膝と太ももで押してきた。
痛いけど、柔らかさがあるそこでされているからかそこまでの痛みはなく、どちらかと言えば股間への圧迫感があるだけだ。
その圧迫感がある中でそんなことをされているわけだから布に擦れる感覚が鮮明で、その上感じているのが敏感な部分なのだから、直ぐに熱を帯び始めた。
「ぁぁ…っあ、ふぁ…」
「昴流俺の足好き?昴流の固くなってきた」
「…涼が、さわるから…っ!」
「えー、だって昴流が顔見してくれないから。…見せてくれなかったら昴流が大好きな俺の足でイきたいってことだってとるよ?」
「えっ…」
全く俺はそんなつもりで顔を隠していた訳じゃないのに。だって涼顔見せたらまた意地悪してくる。足だって止めてくれる保証はない、し…。でも顔を出さなくても意地悪される…んだし…。
「顔、だしても意地悪しない…?」
「ん…?嗚呼…。もう耳元で喋ったりしないから」
「あ、あしも…っ」
「…ふふ、はいはい。止めてあげるから」
軽い「はいはい」に半信半疑ながらも目だけ布団の隙間から覗かせてみる。確認できた涼の顔には悪いことを考えてる時の笑顔はなく、俺の頭を優しく微笑みながら撫でているだけで、本当にもうしないと確認出来たところで顔を全て布団から出した。
「良い子」
「んぅ…っ」
額に降ってきた涼の唇。キスをするだけで先言った通り足の動きは止まって、口が耳元へと来ることはなかった。
「さて、寝よっか」
「ふぇ…っ?」
予想していなかった発言に驚きの声が漏れる。
だって、いつもの涼ならここで止まらずにもっと何かしてきてる筈で…。
「…いー、の…?これ…」
「…っ、ん…」
スエットの上からソレを撫でる。なぞっただけでも反応してるのが分かる位に固くなってる。それなのに続きしないのは疲れてるから?それとも俺が嫌って言ったから…?
「…昴流続きしたいの?えっち」
「え、あ…ち、ちちちっ、ちが…!!」
涼に笑われ、そこでやっと俺が自分から誘うような言葉を言っていたことに気が付いて一気に血液の温度が上昇しぼひゅんっ、と爆発を起こす。
俺そんなつもりじゃなくて…ただ普段ならこうなってるの放っておいて寝たりしないしないから不思議に思っただけで…っ!
慌てて訂正をいれるも「本当に?」と涼が聞き返してくるもんだからそこで耐えられなくなり、先とは違う意味で布団の中に潜って達磨状態になった。
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