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「ルウちゃん大丈夫…?絶叫系無理そう?」
「昴流ごめんな?大丈夫って言うからそうだと思ったんだけどそうだよな乗ったことなかったもんな」
「お、おおおち…っ、落ちた…!」
アトラクションから出た後も落ちたときの感覚が鮮明に残ってて、愁をぎゅうぎゅうって抱き締める。
糞怖かった。だってまさか、最後に垂直に落ちるって思わないじゃないか。それ単体でされたら大丈夫だったとは思うけど、思うけど!!映像のせいで怖かった。スパイダーマン映画見てないけど嫌いになりそうだった。ついでに蜘蛛も。何でよりによって街中を飛び回ってんだよ、しかもリアル。ふざけんな。
本格的なジェットコースターって舐めたらいけない。舐めたら痛い目に遭うって初の遊園地で学習した。
「ルウちゃんもうジェットコースターやめる?」
「こ、怖い映像じゃなかったら大丈夫…」
「嗚呼…、そう言うこと。流星さんの運転よりも刺激が強いところあったもんねあれ。じゃあ4Dとか3Dじゃなかったら大丈夫?」
「…たぶん…」
「じゃあそれは避けるか」
「ルウちゃん元気出して?次どこ行く?」
「……ん」
愁にパンフレットを見せられ、何があるのか愁の肩に顎を置いて後ろから見てみる。
入り口あたりから見えたあの1番でかいジェットコースターは映像って言うか景色だしスパイダーマンほど怖くはないと思うけど…これはこれで乗る勇気がいるから止めとこ。だって先から聞こえてくる叫び声ヤバイもん。あれ聞いて乗りたいとは思わない。これは除外。
「んー…これは?」
「ジュラシックパーク?…ルイちゃんこれ濡れるやつ?」
「確かそうだったと思う」
「え、濡れんの…?」
「びしょびしょになるまでは濡れないと思うけど、席が悪かったらそうなるかも」
「うえー…」
冬にそれはきついな。俺凍えしんじゃうかも。厚着だしそこまで水染みてこないとは思うが万が一ってことがある。
じゃあこっちは保留だな。昼頃に気温と体調に相談して決めよう。
「…ターミネーターとか」
「あっなんか急に男らしいの来た。好きなの?」
「んー…涼の叔父さんの家でちょっと見た」
「あの極道屋敷の」
雪路さんの家SFものとかホラーものの洋画が大量にあって、ホラーは怖くて見れなかったけどそのターミネーター?ってやつは怖くなかったからちょこっとだけ見た。
俺映画とか見ないし、ただ唯一見たことがあるそれにアトラクションの名前の中で1番ピンと来たというか。選んだのにそこまで深い意味はない。2人が言うには絶叫系ではないらしいから心臓を休めるのにはちょうど良いかもしれない。
ターミネーターは待ち時間のスタッフのトークが毒舌と言うかなんと言うか。S?涼と仲良くできそうな感じの人だった。
かと言ってタッグ組まれても困るけど。Sに囲まれるとか俺号泣する。暫くSな人見たら拒絶反応出そう。
あ、でもちゃんと内容はほんのちょっとしか見てない俺でも楽しめれるものだったから安心。待ち時間みたいなマシンガントークされてたらそれこそ俺Sっ気のある人から逃げてたと思う。
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