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「愁チャーン。もう耳触らしてくんねぇの?」
「…触りたいなら自分の耳にしたら」
「俺の触ったって面白味何もねぇだろ…」
「知るか」
零は新しく俺が感じる部分が分かったら、その中で何処が一番感じるか探りたがる。零はそう言う奴でその探求心のせいで何度も今まで自分すらも知らなかったところを暴かれてきた。
これ以上されたら、零に俺の体、全部知られたら、もうその時はセックスで心の余裕なんて欠片も残ってなくて、零のされるがままに声を出してしまうんだろう。それは嫌だから小さな抵抗。分かってる、抵抗したっていつかは全部この、零の指に把握されてしまうんだってこと位。
「…愁、頭隠して尻隠さず…って知ってるかぁ?」
「あ゛?馬鹿にしてんの?それ」
「いやしてねぇけど。まぁ、隠してんのは耳だけど。でもさぁ愁チャン、今すっげぇ無防備な格好してんの分かってる?」
「は?…っひぅ…っ?」
「こことかすぐ触れる」
耳ばかり隠していたせいでガードががら空きになっていた他の部分。零は服の中に手を潜らせて、するりと俺の胸板を撫で、その指は突起に触れた。
まだ反応なんてものしてなかった乳首を指先で弾かれる。零に開発されてしまったそこはそれだけで快感を感じてしまって、背筋が震える。
「ん…、ふ、やめ…っぁ…」
「クク、今日乳首でイってみるか?」
「…は?!無理、ぜってぇ無理」
「嗚呼、確かに待ってたら朝になりそうだな」
零の冗談は分かりにくすぎる。吃驚した。マジでやるのかと思った。
「ま、出来るように日々開発?」
「しなくて良いし。もう離せ、乳首止めろ。嫌だ」
胸はまぁ、零のせいで感じるようになってしまったわけだけど、でもされんのはあんま好きじゃない。ここで感じることにまだ抵抗がある。男としてのプライド?
だから今度は零の手を振り払って耳じゃなくて胸を隠す。
今初めて腕が2本しかないことに後悔した。これじゃあ触って欲しくない部分を全部ガードすることなんて不可能だ。
「愁ちゃぁん、乳首さわれなかったらもう下しかねぇじゃん。…あ、これこそ頭隠して尻隠さず?こっち触って欲しかった?」
「は?…っ、ちょ」
零に背を向ける俺に零は喉を鳴らして笑う。
零は俺が反応するのが分かっててわざとらしく煽り文句を投下して、俺がそれに対して反応するよりも前に零は俺のスエットをずり下げた。
俺のスエットにかけられていた手は下着の方へ行き、下着の上から俺のを包み込む。
「あ…、っ、ぅ…」
「愁の形良いよな。程よい太さでネコが放っておかない長さ。まぁサイズは俺の方がでかいけど。そんな愁ちゃんがネコって誰が想像するだろうな」
「~っ、お前が!!譲らねぇから俺が下なんだろーが…!」
俺のの形を確かめるようにして触りながら言われたそれに顔に熱が集まっていくのを感じる。
俺が零に抱かれる側なのを客観的に見て笑っているようにも聞こえる。そう思うならお前がネコになれっつーの。俺だってできるなら挿れる側が良いわボケ。
「でもサイズ的には俺がタチじゃね?」
「~っ」
こいつ然り気無くサイズを自慢してやがる。それ平均未満サイズの奴に言ったら殺される奴だ。糞腹立つ。
「…まぁ愁のサイズなんてどうでも良いんだけどな。女も、男も放っておかないような奴が恋人で、しかも俺だけしか可愛がったことがねぇのって最高だと思わねぇ?」
「…思わない」
「俺はそれだけで興奮するな。…今すぐにでも突っこみてぇ位には、な」
「ひっ…?!」
零に背を向けたままな俺の尻にぴったりと当てられた何か。言葉の意味を俺に分からせるように押し付けられたソレに思わず声が裏返る。
あり得ねぇ。何で。お前はただ耳とか乳首触ってきたり挑発してきただけだろ。なのに、何でちょっとだけもう固くなってんだよ。
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