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「ぁ…、あ、イく、れい、イきそ…っ」
「…っと…?…ククかぁいい…。良いぜ?イきな、にゃんこ」
空を掴んでいた足の指が行き場を探そうとシーツに皺を作る。零を抱き締めていた力はもっと強くなって、更に零との距離が縮まった。
零はそれに驚いたような声を出したが、直ぐに笑って俺にキスした。
「ふ、ぁウ、あっ、ン、ぃ…、く…っ、イく、も…っれぇ、イく…っっ」
イった回数は少ない抱かれる方。まだイくときのあの全身にビリビリッて来る快感に体は受け入れ、ついていくのが難しくて、多分俺は必要以上に体に力が入っていると思う。
零の肩に額をグリグリと押し付けて、迫ってくる波に身構える。「零」って名前を呼んだら耳元で零が喉を鳴らして笑ったような気がした。
「ア、ぁぁ…っ、れ、イく、イく…ッ、ぁ、~っ゛ぁ…、っ…!」
「…っン…、」
それが弾けるのは突然だった。
瞬間、視界が一瞬真っ白になり、生理的な涙でぼやけていた視界がさらにぼんやりとして、体の方は電気ショックにでもあってんのかって位にガクガクと揺れる。
ちょっと絶頂感を感じて直ぐ体が怠くなることはなくて、快感が長いこと体の中に残ってる。
何度体験しても、このイき方の苦手意識はなくなりそうにない…かも。気持ち良いし、すげぇ満たされるけど、こんだけ気持ち良いのイった後も続くのはちょっと辛い。
体の中を渦巻いていた快感が時間を空けると次第に薄まっていって、今度は脱力感が襲ってきた。零の背中に回していた腕は力がなくなりベットに倒れた。
「ぅ、あ…あ、は…っ、」
「可愛い顔。落ち着いた?」
「ん…」
呼吸も落ち着いてきた頃、それを見計らって零が頬を撫でて尋ねてきた。
零の冷たい手が熱ってる体には丁度良くて、意識がイった直後で混濁している中ひんやりとした気持ち良さに擦り寄る。
「…かーわい。落ち着いたならもう動いて良いか?」
「へ、ぁ…?」
「俺まだイってないんだよな」
零に何かの許可を取られる。それがほとんど機能していない頭では理解するのに遅れてしまった。
零の…嗚呼、そう言えば、何か、まだでかいまま…?え、待ってそれって…。
「お、れ…もう無理…っ!!」
「行ける大丈夫だ」
「無理…っ、1人で抜け、よ…っ!」
「それの方が無理。それにまだ全然可愛がれてないだろ?」
「もう、十分だから…!」
状況を察せれたらさぁっ、と血の気が引いて行くのを感じた。だって、さ。俺1回イくだけでも結構辛いんだからな。それなのに、もう1回…って。
俺の無くなりそうな体力メーターに危機感を覚え零の胸板を押して抵抗する。が、俺の腕には全く力が入らず無駄な行動と化した。
翌日、体力の限界を超したバキバキの体でするバイトは、老人の体になっちまったんじゃないかって位辛かったのだけは言っておく。
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