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そうか、ここのバスケ部ってレベル高かったんだ…。自分の高校なのに今初めて知った。
で、琉生はそれでレギュラーでしょ?…え、それってバスケだからあんまピンと来ないんだけどオファー?あったりすんじゃないのか…?
「る、琉生卒業したらプロ?になんの…?」
「あー、それな。考え中。バスケなんてほぼ趣味だし。趣味で金稼ぐって何か違うだろ?そうしたいなら賭けバスしてる」
「えっ、するの…?」
「否例えな?!」
琉生が急に変なことを言うから驚いてしまったがそれを聞いて安心。賭けバスってアメリカのストリートコートで柄が悪そうな人たちが集まってしてるイメージがあるから琉生がするには合わないし、琉生が良いカモとして狙われそう。つかまず日本って賭け事基本的に駄目じゃん。その方向でもするって言われたら心配になる。
「それはまぁ、3年になってどんくらい俺の力が通用するかと俺の気持ち次第になるな、だから。今んとこは進学」
「へー…」
「ルイちゃんそれ以前に英語駄目駄目だから進学して英語ぺらっぺらになってからプロ目指すんなら目指せば?ほら日本でも外国人の選手いんじゃん。会話なりたたなかったら不便でしょ」
「それは一生無理だな。英語得意になってる俺は俺じゃない。誰かが通訳してくれる、きっと。それに試合の方は喋らなくても意思疏通できるだろ」
「出来るもんなの?それ」
「いけるいける。気合いでなんとかなる」
その一言で琉生が超が付くほどのスポーツ馬鹿だって言うのを思い出した。言葉が通じないのにスポーツになると喋らなくても通じるって相当な難易度に俺は聞こえるんだけどなぁ…。
スポーツマンの考え方は普段スポーツしない俺には難しい。
「いざとなればジェスチャーで乗りきれば良いだろ」
「ジェスチャーで伝える気があるなら少しは話せるようになった方が良い気がしますけどね」
「ひっ…?!」
「そう楽観的に捉えているから学力が伸びないんですよ?」
普段はチャイムが鳴った後に聞こえる声が鳴る少し前だと言うのに背後で聞こえてくる。それに大袈裟過ぎるほどに肩をびくつかせ黙ってしまった琉生。今日はその反応が特別酷くて、今にも土下座しそうな空気が漂ってる。昨日のがかなり来てるらしい。
…今日の琉生は涼恐怖症?
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