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その快感に追い付けてない俺を置いて涼の頭は動き出す。器用に舌を使って、唇の力加減を変えながら、俺を絶頂へと一気に追い詰めていく。涼の口全体で犯されてる気分になる。
揺れる頭に合わせて髪の毛が俺の腹を這い、こそばゆくて、でもそれも快感に次第に変わっていって。
奥まで口に含むのは慣れてないのか、セットされてなくていつもよりも長く感じる前髪の下で、眉間に皺を寄せてる。でも、時々ちらりと俺の方を見る涼の目は興奮を隠しきれてなくて、そのせいでか艶かしく見えてしまう。何と言うか、イく直前の顔に似てるんだ。
涼の口から水音が鳴って、それがガンガンと響いて脳の奥までどうにかなってしまいそうになる。
五感全てで快感を拾っているような感覚に、ぐるぐるって頭が回って、もう何がなんだか分からなくて、視界が滲んで、涼の髪に指を絡める。
「イく、イくイく…っりょ、だめ、も、いっちゃう、ぅぅ…」
「…ン」
「っああ…っ?!あっ、そ、れら、めぇ…っ゛っ、~~っぁぁあ゛ァ……っ」
いつもなら「イって良いよ」とか言うところだけど、涼は言葉は発さずに、その代わりに甘噛するって動作で伝えてきて、体が感電したんじゃないかって位の快感が襲ってきて。瞬間、俺の体は限界を迎え、我慢しきれなくなったものが弾けた。
「あ、ぁ…っ、あー…」
「ン゛っく…、」
「ひゃぅっ、ぅ…」
こくりと涼の喉が上下し、涼の頭が離れていく。顔を上げて、前髪を耳にかけ直した涼の口の端から白い液体が垂れてて、それを先まで俺のをいじめていた舌で舐めとり、それも嚥下する。その光景に血液が沸騰する。
涼が、えっちだ。やらしい。だから嫌なんだ。気持ち良すぎるのもだけど、終わった後見る場所に困るから。
「ふふ、顔真っ赤。可愛いね昴流は」
「だ、だって涼が、えっちだから…っひにゃ…?!」
顔が赤くなってるのを指摘され、さっと隠そうとすると、かぷりと指が先まで他のところが感じていた熱に包まれる。吃驚して逃げようとすると腕を捕まれて、俺に見せつけるように舌が動き、中指に絡まる。
「や…っ、りょ…」
「俺の"ナカ"気持ち良い?」
「ふぇ…っ?」
「ここ、触ったの昴流が初めてだから俺は正直慣れてないんだけど…ね」
「えっ…」
言い方が何故か厭らしく聞こえたのは気のせいってことにして。涼の言葉に恥ずかしいので一杯だった頭の中が驚きで埋まり、思考回路が活性化する。
触られるのが初めて?「ここ」って口の中?
口の中触られたことが、俺以外になかった。てことはこうやって指舐めたりするのもなかったってこと?え、それじゃあ、く、咥えたり…キスするのもなかったってことなのかな…?どこからどこまでがそれって効くんだろう…??
「りょ…キス…俺が初めて…?」
「ん…?嗚呼、深いのはね。フェラも昴流が初めてって知ってた?」
「…嘘」
「本当だよ。口の中に他人の何かが入ってくるとか考えられないだろ。昴流はお嫁さんだから大丈夫なだけ。寧ろ気持ち良い位」
「あう…」
今まで涼が上手だからそんなことないって思ってたことがそうじゃなかった、予想なんてしてもなかったカミングアウトに胸がきゅうってする。
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