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ゾクゾクって体全体に甘い痺れが走って、それと同時に小さく涼が喘ぐ声がする。
「っ、は…、昴流軽くイったの?」
「う…だっ、て…」
小さな絶頂を迎えてしまったことに対し、「そんなに期待してたの?」って意味を含ませたような言い方で涼が聞いてきた。こうやって言葉にされると、自分の絶頂を管理するのは難しいのは仕方の無いことなのに、羞恥を感じてぽぽぽって顔が熱くなる。
確かに、散々焦らされたから挿れられただけで感じてしまったのもある。
だけど、それ以外に理由があるとしたら…。
「涼のはじめて…うれしかっ、た…」
嬉しくて、幸せで心が満たされて。それでも体が敏感に涼の熱を感じ取ってしまったんじゃないかなぁ、って。
嗚呼、本当に。俺は涼のことが『とても』って言葉じゃ足りないくらいに好きならしい。初めてだと聞いただけでこんなに嬉しいとか。
「~っ、もう、小悪魔ちゃん。そんなこと言われたら俺が抑えれなくなるの狙って言ってるんでしょ」
「へ…?ち、ちが…っ!」
俺は決して、涼を煽るの狙っていたわけではなくて、聞かれたから答えただけだ。と言うか、明日学校あるから1回だけねって言った張本人がそれだけじゃあすまなくなりそうなことを言うわけがないだろう。
「そんなに可愛いこと言われたら…、抑えるもんなんてなくなるよね」
「だ、だから…違ー…っひァぅ?!」
誤解は解けぬまま…と言うか解こうとするよりも前に、涼の腰が動き出した。
「あっあ、アぁあっ、や…、りょ…ぉっ、もっと、ぉ…っ」
「んー?もっと激しく?」
「ふあぁぁ…ッッ?!ちが、ぅぅ…っ、ゆっ、くり…っ!!」
最初から涼は飛ばしてきて、焦らされてきたのが嘘のように、その場所を涼の質量のあるモノが押し潰してきて。奥にまで届いてるソレが、お腹の奥に重たいものを響かせる。
ちょっと前にしたデートの夜もこんな感じだったけど、最初から飛ばされてるのは気持ち良すぎて少し怖い。俺が感じすぎて、ってのもあるけど、それ以上に気持ち良さが涼のことも頭の外へ追い出していくような、そんな感覚がしてしまうから。
別に、激しいのが嫌って、涼を拒絶してる訳じゃない。毎回、最後は結局訳わかんなくなるし。ただ、最初くらいは相手が涼だってのを実感したくて。
「りょ、ちゅ…っりょ、お、あっ、ア、ぁぁゥ…っ!」
「ちゅ…?…嗚呼、キスか。ごめんね。出来る体勢に変えよっか」
涼って存在を実感していたくて、キスを強請る。喘ぎ声混じりで自分でもちゃんと言えた自信がなかったが、涼はちゃんと理解してくれて、涼の動きが止まる。
よつん這い…と言うには崩れすぎてる俺の体を仰向けになるように変えられ、欲しがったものが唇に触れた。
「りょ…っふぁ、あ…、っもち、ぃ…りょ、りょおっ」
「ン…っ、俺も気持ちいい」
唇が離れると今度はゆっくりと揺れだした涼の体。それにぎゅうってしがみついて何とか意志が快楽に飲まれないように繋ぎ止めた。
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