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俺にピアスを付けれるだけ付けた涼の機嫌はそりゃあもう最高に良いとしか言いようがない。新しいピアスに触れる涼の背後にはハートが飛び交ってる。
…楽しそうに触ってる涼には悪いんだけど、触るのを止めて欲しくもある。凄い擽ったい。
「昴流舌見せて?」
「…舌?ん…、ンぅ…っ?」
要求通り舌を出すと、涼の手によって捕まり、「もっと出して」と言わんばかりにぐいーって舌を引っ張られた。もう無理ってとこまで伸ばされると、今度は舌に涼の指が這って、ピアスの周りを撫でられた。
「っ、ん…ぁふ…りょ…っ?」
「可愛いね"これ"。やっぱりこのキャッチにして正解だった」
満足気に見つめている中央に埋め込まれたピアスのキャッチはハートのチャームがついたもの。これだけはって涼が場所を譲らなかったもの。他にも数個、場所を指定されたものがあった。俺なんか1人で買ったらオーソドックスな何の変鉄もないバーベルなのに、涼って俺よりもピアスにこだわってると思う。チャームがついてるから口の中多少は違和感ある…けどまぁ直ぐ慣れるだろ。
「可愛いから味見」
「っんぅ…っ?」
指を離した涼は、今度は唇で引っ込めようとした俺の舌を掴んできた。
ちゅうって吸われて、バーベルが埋め込まれたそこを舌で愛撫してくる。中で揺れるチャームだけが冷たくて、キスは一杯してきたのに初めての感覚に直ぐ体は熱を持ち出した。逃げようとすれば頭を涼の手で固定され、キスは激しさを増すばかりでどこが『味見』なんだと文句を言ってやりたい。
「ぁ、アふ…、…ンんっ…?!」
トントンって涼の背を叩いて唇を離して、と訴えてみるが、それは無視され…否、「嫌だ」という返答なのか、涼の唇にまた舌が捕らえられ、扱かれる。
涼は俺が感じるところを全て把握してしまっているせいで、先から俺の体は腰が抜けてしまって涼に体重をかけてがくがくと震えてしまっている。
涼とのキスは頭が真っ白になる。上手い、とか下手、とか。比べられるほど色んな人とキスをしたことがないけど、涼はキスが上手なんだと思う。あれだ、さくらんぼのヘタ結べたらキスが上手って奴。絶対涼結べるんだろうな。こんな器用に舌動かせれるんなら。
「は…っ、半開きの口から見えるのも良いね」
「ん、ぇぅ…」
やっと涼の顔が離れていったかと思ったら今度はまた指が唇に触れ、内側から唇を引っ張って口の中をまじまじと見られた。よほどに自分が選んだピアスが気に入ったようで。うっとりと口の中に隠れてしまっているピアスを隙間から眺めている。口の中見られるのって、恥ずかしくて、視線に耐えきれなくなってきゅっ、と唇を閉じた。
「残念。また今度じっくり見せてね」
「…~っ!もう十分見た!!」
これ以上に恥ずかしい思いをするなんて耐えられなくて、そのお願いは却下させてもらった。あれでじっくりって言わないのなら、涼の言う『じっくり』がどんなのかなんて想像もしたくない。
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