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そんで涼は、何が駄目で何が良いのかを聞くと、後者ばかりの方をしてくる。俺の許容範囲内だけでのサディスティック。
俺がキスなら一緒にしても良いと答えると、伸びてきた自身の重たい前髪を耳にかけながら腰を屈め、俺の唇に吸い付いてきた。
「ん…っふ、?」
「昴流の口の中熱いね」
唇に涼の舌先が当たったからもっと先をしたいのだと悟って口を開けてそれを受け入れた。そうしたら涼はそんなことを言う。
熱い、それは遠回しに「興奮している」と言っているんだろうか。それなら涼もだ。
「っん?……っ、ン」
涼も同じだろ、と口で言う代わりに、俺も涼のに舌を絡めて、上顎を撫でる。そうしたら涼の体がぴくりと動いて、口から熱い吐息が零れた。
「ふふ…、涼上顎弱い。かわい」
「む…」
「ひぁゥ…?!」
可愛いと言われたのが気にくわなかったのか、仕返しにか俺のナカに入っていた涼のが動いて、ごつりと奥にぶつかった。基本的に涼は倍返しだ。
「本当に煽んのが上手いよね。狙ってんの?」
「え、ちが…ぅ…けど」
「それでこれは魔性なわんこだな」
ま、魔性…俺別に涼を惑わすつもりも煽るつもりもなくて、ただ思うことを言ったり、したいことをしてるだけなんだけど。それを言うなら涼だって色気ばらまくじゃんか。あれも十分俺を惑わしてる。
「煽り上手な昴流にご褒美」
「え」
「あ、お仕置きとも言うのかな」
「え゛」
何それどういうこと。要らない、どっちも要らない。やり過ぎた?やり過ぎたのか??
…前はあんなに可愛いままでいてくれたのに。スイッチ入ってるときに可愛い可愛い言うもんじゃないな。
「りょ、あの、ま…って…」
「やーだ」
「や…っ?!」
俺の切実な頼みは拒否され、右足だけを持ち上げられる。結果として体は横に傾く形になった。
「りょ…?なに…?」
「この体勢ですると、横に擦れて気持ち良いらしいね」
「えっ」
「それに、奥まで入りやすいだろうし?」
「え、う、ううそ…」
「ほーんと」
出来ればそれらは嘘であって欲しかった。横からされたことなんてないからどんな感じか分からなくて涼の言葉だけで想像してしまう。想像しかできないこの先が酷く恐ろしい。俺が本当に嫌なことはしないと分かってはいるけれども。
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