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「薬飲んでもあんま反応しねぇな…」
けれども彼ら自身はその矛盾に気づいていない。あくまで彼らは俺に『非情』に振る舞っているつもりであって、自分たちが良心で行動しているとは思ってない。
ちらりとツキが下半身に視線をやる。薬を飲まされて多少反応してしまっているにしても、萎えている俺のに溜息を吐く。
「仕方ねぇか。…メア、やっぱ触ってやってくれよ。今度はちゃんと脱がせよ」
「1回イかすのか?」
「そうしねぇと先進まないしな」
「……っいや、だ…!」
ツキに頼まれメアの手がズボンに触れた。そこまで馬鹿じゃあないんだ。脱がされることが意味することなんて1つしかなく、抵抗した。
下は、嫌だ。今も嫌だけど下は、それ以上に嫌だ。だって、他人に簡単に見せないようなところ。触るだなんて以ての外だ。涼だけが良いのに。涼だけじゃないと"いけない"のに。
「…ぁ、ゃ…っ!」
足で蹴ってやろうと抵抗するも、薬のせいで力が入らない。当たった感触があっても急所に入ってはない。そんな攻撃痛くも痒くもなく、あっという間にズボンを脱がされ床に放り投げられた。
「……うお…?こんなとこにもキスマークあんのかよ、凄ェなァ…。…に、してもまぁ毛ェ薄いな」
「~っ…!みん、っなぁ……!」
そして下着も脱がされた。下着で隠れていたキスマークをつんつんとつつかれ、体毛が薄いと笑われる。恥辱を受け、きっと今俺の顔は真っ赤に染まっているんだろう。
嘲笑されて、複数名に囲まれて俺一人だけ裸で、まじまじと見られて。顔が熱くなるどころか目頭あたりもつんと熱を持ち始めた。
「…へェ、そんな反応すンのか。これなら野郎がハマンのも……」
「っ、ひ?!」
太ももに冷たい指が当たって、驚いて体が跳ねる。その手から逃げるように体を丸める。
「…オイ、足閉じんな」
「っ、さわ、ンな…!!」
メアの手を避け、隠すところを隠す体勢にメアはあからさまに機嫌を悪くし、力任せに閉じた足をこじ開ける。大きく足を開く体勢になって、中心を隠すものがなくなる。そんなはしたない、涼を進んで受け入れる時のような格好をしている自分が、素面だともの凄く羞恥心をかきたてる。咄嗟に足を閉じようとしても力の差を前にしては無意味で、せめてもと、自身がしているだらしない格好から目を背けるようにきつく目を閉じた。
「……茜はこういうのがタイプか」
「まぁ"そういう"奴楽しませる反応ではあるよなァ…」
「…確かにな。そこにハマったってことか」
頭上から聞こえるツキの声。メアと会話するそいつの声は苦笑混じりだ。楽しませる、って何が。ハマったって、何に。本気で嫌がっている相手を見て楽しんでいるなんて嫌な連中だ。今に始まったことではないが。
「…ツキ、これ使ったほうが良いんじゃね?」
「…嗚呼…、そうだな」
『あーちゃん』ー彼らの会話を聞くに『カルド』ってあだ名もあるらしいーから受け取った何かをツキが軽く振る。たぷんたぷんと粘度のある液体が揺れる音が聞こえてくる。
「っひぁ…?!」
そしてそれは股間にどろりと落とされた。体が熱を持っているせいでか、それがとても冷たく感じる。
「…嗚呼、冷てェか。まァそのうちぬるくなんだろ」
「力加減」
「分かってるってェ……」
「っぁ、あ…?ぃや…っ、あ、」
メアの手がローションに触れ、べっとりと俺の肌に伸ばひていく。俺の肌とメアの手のひらでローションが温まると、粘ついた手で俺のに触れてきた。くちゅんとローションが性器に絡まっていく音。今度はよっぽど気をつけているのか、ぎこちない動きで、けれど痛くはない。その代わりぞわぞわって背筋が震える。敏感なとこを直に触られたら嫌でも反応してしまう。
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