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「あ、や…っふ…ぅ」
「膝でしてるだけで勃ってきた。M?…かーわい」
「ふざ、け…っぁ…!」
手が塞がって、足を股に入られ、抵抗しようにもできず、椿が俺のを服越しに膝で刺激してくるのを俺はただ感じることしかできないでいた。
「…うわ、まじですげぇ開いてんな。…自分でやったの?」
椿が俺の髪をどかして、耳にこれ以上つける場所がないんじゃないのかってくらいつけられているピアスを見て目を丸くした。
まさかここまでつけているとは思っていなかったんだろう。
「…っは、ぁ…、…ったらどうすんだよ」
「いたそ…自傷癖でもあんの?」
ねえよ、んなもん。
なんで痛さ目的でやらねぇといけねぇんだ。Mじゃねぇよ。
「…他に開けてるとこどこ?」
「あ?何処でも良いだろ」
「教えて」
「んでてめぇなんかにーーっあ、ふ…ぅっ」
ーなんでてめぇなんかに教えねぇといけねぇー
そう言い終わる前に、グリグリ、とズボンの張っている中心を膝で揉んだ。
その刺激に、ビクンと体が跳ね、その刺激から逃れたくて自然と椿を挟むように足が閉じた。
「…は、かわい…イきそう?」
「っ、ぁ…殺す…っ、」
「はは、怖いなあ…。で、後どこにつけてんの?」
ツツゥ、と耳の形に沿うように指でなぞる。
くすぐったくて、されたほうの耳を地面に隠すように顔の向きを変える。
「…っは…ぁ、耳、さわんな…!」
「すげぇここビンカンだよなお前。……なあ、どこ?センセイ知りたいな」
にっこりと笑う椿。どこかその笑みに威圧的なものさえ感じた。
なんでそんなに知りたいのか全く俺は理解できない。
ピアスなんてそんなに気にするようなものでもない。
でも、永遠と聞いてきそうだったから、言うことにした。
別に、ピアスがどこについてるかを言うくらい減るもんでもない。
「今はついてねぇのもあんけど安定してんのは…眉と、目のしたんとこ…と眉間と、鼻。口と舌は数ヵ所、で…、へそと…乳首と…」
「…まって、何個開けてんの?」
「覚えてねぇ、全部開けたの中学の時だし」
「全部自分で開けてんの?」
「…ニードルで開けたり、知り合いにそういうやついるから開けてもらってた」
「…やっぱお前、かなりの自傷癖あるよ」
「…そんなんじゃ、ねぇよ」
「じゃあなんで開けた。言っとくけどな中坊で、つーか大人でもそんなに開けねぇよ。異常だ」
「…どうだっていいだろ」
全部気がついたら開けてたし、開けてもらっていた。
ボディピアスが好きとか、そういうのじゃなくて本当に気がついたら。
異常だ、とか言われても、知らねぇよ。
いつも気がついたら開いてんだから。
そう言われたところで俺はどうしようもできない。
興醒めだというかのようにいつのまにか俺の手を縛っていたネクタイほどいて俺から離れると、教師らしい、真剣な眼差しを向けてくるそいつ。
…何なんだよ
「親は何も言わないのか。…お兄さんもいるんだろ」
「…兄貴と一緒に住み始めたのは去年の終わりからだ」
「は?」
家族なのに、今まで一緒に暮らしてこなかったと言う俺に理解できないと言う目を向ける椿。
嗚呼、理解できなくていいよ。
「…じゃあ、親は」
「…知らねぇよ」
「知らないって、あのな…」
「何も言われてこなかった。兄貴と去年の終わりから一緒に暮らしてる。…それが答えだろ」
それ以上は言いたくない。
あんな家、思い出したくないから。
「…もういいだろ。ヤるんならヤれよ。もうどうでもいい、愁ともヤってることだ。…相手が1人増えたところで変わらねぇ」
今までの抵抗が嘘みたいな変な諦め。
お前が俺をどう思ってるかは知らないが、そんなにヤりたいならすればいいと思った。
だから、そういう意を込めて自由になった両手を広げてやると椿は何故か傷ついたような顔をした。
イミガワカラナイ
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