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ブラコンって言えば、狼君は怒りを露にさせる。
何も知らないくせに、ってことはブラコンになった理由があるんだろうか?
だが、可愛らしいところがあるのには変わりない。
殺気が籠った、普段よりも冷たい目に息を飲んだ。
が、その裏腹でこの現状を楽しむ自分がいた。
猫を被るのをやめて素で話せば目を丸くして。
反応が一々俺のドツボというかなんというか。
魔咲とは恋人でないと言っていたし、態度からしてセフレか、それ以上で恋人未満。そんな関係だろう。
恋人ではないのなら…そう思ったらいつの間にか手を出していた。
膝で狼くんのを揉んでやれば気持ち良さそうに声を漏らす。
声を抑えてたからあまり聞こえなかったけどその喘ぎ声は本当に俺のどストライク。
許容範囲外の年齢差なんて気にならないどころか、この状況に興奮すらしている自分がいた。
暴れないように手を押さえつけてて思ったこと。
こいつ力やべぇ。
全体重かけてないと今にも抜け出しそう。
餓鬼の力じゃあない。"最恐"の名は伊達じゃないってことか。
ずっと押さえとける自信もないし、狼君のネクタイで苦戦しながらも腕を縛った。
膝で強く押してるんだけど気持ち良さそうで、ビク、と時々体を震わせる。Mっ気有り。
ますます俺の好みだと思った。
「…つけてねぇのもあるけど安定してんのはーーー」
狼君のピアスが気になって、髪をどかしてみたら俺が想像していた以上のピアスの数。
これが両耳にあるんだと思ったらすげぇもん見た気分になった。だって片耳だけで10個くらいあるんだぞ?
興味本意で他にどこにつけているのか何度か聞けば、最初は答えなかったけど、諦めたのか連々とピアスホールのある場所を言っていった。
アイブロウにアンチアイブロウ。
それからブリッジに唇と舌に数ヵ所。そしてニップルにネイブル…。
まだまだ続きそうで頭が痛くなって、止めた。
数が異常だ。
大人でそういう趣味のやつはちらほらいるけど、そんなやつ殆どいないし、ましてやこいつが開けたのは中学の時だ。
それに殆ど自分で開けていると言う。
これだけの数を軟膏だけで、ちゃんとしたところでせずニードルで。
本人は自傷癖を否定しているが明らかにこれは自傷行為じゃないか?
そう思うとこいつのことが心配になってこれ以上続ける気にもなれなくて、ネクタイをほどいていた。
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