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夕食を済ませ、愁が風呂場に行ったのが約1時間前。
「ぁ…ひぁ、ぁ…ッ、や、激し、ぃ…ッ」
「…悪い昴流、我慢してくれ」
「や、ぁ…ッ、も、つらい…変…っ、へんに、な、ぁ、ぁァア…ッッ、」
そうして今の現状がこれ。
風呂から出てきた愁に「セックスしようか」と急に押し倒され、軽くしか解されていないソコに突っ込まれた。
何時ものセックスとは違って、愁が気持ちよくなるためだけの、心を満たすためだけの、俺の意見は関係無しな激しい一方的なセックス。
落ち着いた…と思っていたのだが、まだ心の奥の方は大丈夫ではなかったらしい。
こうなることは前から良くあった事だ。
体は辛いがそれでも俺も心が満たされたし感じてしまって、愁を求め、何度も何度も絶頂を迎え床には白濁したものが飛び散っていた。
「っ、ぁあ…、イく、イく…っ」
「っは…良いよイって。俺もイきそ…ッ、」
愁がピストンを速める。
肌が重なりあう音と、ぐちゅぐちゅとナカをかき混ぜる音がその行為を余計に意識させる。
奥を容赦なしに突く愁の凶器。その刺激に視界がチカチカとして焦点が合わない。
壊れてしまいそうなほどに強い快楽が俺を攻め立て、その度にビクビクと腰が跳ねた。
俺のからは止めどなくカウパー液が溢れ、床に小さく水溜まりを作っていた。
これ以上はおかしくなりそうで、脳が警告音を鳴らす。もう少しゆっくりしてくれと訴えるも寧ろ深く、速くなっていく一方で、それが愁が達するのが近いことを俺の体に教えた。
「っ、ぁ…ぁ゛?!…や、め…ッ、イく、イく…イ、く…ッッ、っぁあ~ーーッ゛ッ、」
「…っ、」
「っ、ぁ、あ…中…あつ、い…」
俺が果てたと同時に小さく声を漏らして愁のがドクドクと奥に注がれていく。
お腹の辺りが熱くて気持ち良くて、その温もりに心が満たされる。
「っ、は……ごめん無理させたな」
「ぁあ、ん…っ」
愁のが俺の中から抜けていくと同時に、コポ、と音を立て愁の精液が外に出て肌を伝う。
それが行為の終わりを教えてくれて、さっきまで満たされていたのが嘘みたいに空虚感に襲われた。
その空虚感を埋めたくて頬を撫でる愁の手に擦り寄る。
だけど、中々埋まらない。もっとしたらまた埋まってくれるだろうか。
「…わり、中駄目なんだっけ…。シャワー浴びてくる?」
「、っと」
「ん?」
「愁、もっとシたい。もう1回い、れて…っ」
終わってすぐのこの時間は幾ら行為を重ねても怖くて仕方なくて、俺が言っていたことを覚えていてくれて、俺のナカのものを掻き出そうとする愁に抱き着いた。
ただ、ただこの満たされない心をどうにかしたくて愁の唇に噛みつくようにキスをする。
愁はそれにいつものように応えてくれたけど、続きをすることはなく、直ぐに唇は離れていった。
「なん、で…おれ…、欲し…っ」
「いつもならもう1回、ってなるけどお前の体の負担やばくなるでしょ。無理させた俺が言うのもあれだけどさ。…少しの間だけ我慢して」
愁が俺を抱き締める。
体に伝わる熱が、少しずつ不安を上書きしてくれた。
数分位して呼吸も落ち着いてきて、愁が俺の背をトントンと軽く叩いて口を開く。
「…シャワー浴びてこよう?」
「…ん、」
「良い子。俺片付けとくから」
触れるだけのキスをして俺の頭を撫でると愁が立ち上がった。
もう空虚感は俺の中になくなっていて、立ち上がると愁から渡されたタオル片手に浴室に向かった。
お湯はストッパーがかかってるところまで温度を高くして、それを頭から被る。
温もってきたのが感じられると浴室から出た。
ペタペタと歩き、向かったリビングで愁は本を読んでいて、俺が出てきたのに気付くと本をパタリと閉じた。
「ルウちゃん髪ちゃんと拭いてきなよー床が濡れそう」
「んー…すぐ乾く」
「もー…ボサボサになるよ?」
「…別に良いし」
「だーめ。ルウちゃん綺麗な黒なんだから大切にしなよ、もー…」
「わ、う…っ?」
わしゃわしゃと俺の肩にかかっていたタオルで頭を拭いていく。
…女じゃねぇんだから綺麗とか、ボサボサとかどうでもいいって言ったら怒られた。
鼻歌を歌いながら俺の髪を拭く愁。
ただお前が楽しんでるだけじゃねぇのか、とか思ったけど口に出すのは止めた。
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