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「いつから作れば良い」
「……マジで作ってくれんの?」
「…お前がそう言ったんじゃん」
俺がそう聞いたら椿を目を丸くさせた。
本当に作ってくれるとは思っていませんでしたって顔すんな。お前が言ってきたんだぞ。
「それとも作らなくて良いの」って聞き直したら、椿の目は弧を描いた。嬉しそうな顔。
「やばぁ…もう俺幸せ。昴流が作れる時だけで良いよ」
「1人増えるだけだからいつでも出来る」
「じゃあ月曜から」
明日からか…。制服に着替える為に明日朝家に帰るから、その時に作れば…。
弁当なんてすぐ出来るし…大丈夫だな。問題はない。
「分かった」
「良いんだ。…っふふ、愛妻弁当楽しみだなあ…」
まだ作ってやってもいないのに、幸せそうに笑うそいつ。
楽しみでいてくれるのは嬉しいけど、愛妻弁当はねぇだろ愛妻弁当は。
何だよ愛妻弁当って。お前弁当作ってって頼んできた裏でずっとそんなこと思ってたのか。
「お前の嫁になった記憶はない」
「え、嫁じゃん?あ、彼女…?」
「俺男」
「夜は女の子じゃん」
「っ、ふ…ぁ…?」
俺が否定すると、クスクスと笑って、椿とお揃いの右耳につけているピアスをなぞって来た。
椿の指が耳を掠め、人並み以上に敏感のせいで声が嫌でも漏れる。
よ、夜…。五月蠅い。セクハラ発言。
そりゃあ、…うん。抱かれる側だけど、それは認めるけども。
性別は女じゃねぇよ俺。そう言う問題じゃないことに気付け。
…つーか、
「ここ外…!」
「うん、知ってる。…それがどうしたの?」
「…触るな馬鹿!」
ペタペタと俺の顔を触って遊んでる椿の腕を抓る。
外で、しかも飲食店でセクハラされるとか、本当勘弁して。ピーク時だから人多いし…。
しかも俺ちょっと声出てしまった。我慢出来なかった俺が悪いんじゃない。セクハラしてくるお前が悪いんだ。
もし先の聞かれたと思ったら羞恥でどうにかなりそう。
「っふふ、そうだな。お前の可愛い声を聞かすのは勿体無いもんな?」
「っはあ?…そういう意味で言ったんじゃ…」
だが椿は俺の言葉を理解してくれなかったようで。
多分、否絶対わざとだと思うが。
俺の喘ぎ声が可愛い…なぁ。
男の汚ぇ喘ぎ声に勿体無いも糞もないだろ。
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