アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
ニコリと笑いながら言われたそれにポカン、とだらしなくも口が開いてしまった。
開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。
何言ってんだマジで
「"補習"と"お仕置き"。…俺はしないけど昴流のえっちな姿俺に見せて?」
その補習とお仕置きが意味わかんねぇんだけど
「お前が作ったのは全部俺のって言ったのに魔咲に食べさせたことのお仕置きと、俺の分はあるのかって聞いたときの回答が赤点だった補習」
当たり前だとでも言いたい様な表情で言われたそれに眩暈がした。
否、意味分かんねぇから。
つかお前…そうは言うけど女子に渡してたじゃん。
俺が愁にあげるのも同じ様なもんだろ?
「自分のをどうしようが俺の勝手だろ?」
…無茶苦茶な…。お前はいつからジャイアニズムを唱えるようになったんだ。
「なぁ、昴流して。えっちな姿俺に見せてくれたら、補習とお仕置き、終わりにしてあげるから」
「んン…っ」
あの声で囁かれ、下着の上からほんのりと硬くなっているそれを撫でられる。
お仕置きと補習。それらがどう言った基準でそう名付けられたのか分からない。
普通に、こうして欲しかったって俺に言ってくれないと、恐らく俺はそう言うことで理解させようとしても出来ないと思う。
「…俺はしねぇからな」
俺の手首を掴んでいた涼の手を振り払って、服を整えていく。
理解出来ない以前に、だ。根本的なものがあるだろう。
何でこんなとこで、しかも人前で自慰しないといけないんだ、絶対ぇ嫌だ。しんでもやらねぇ。
「…しろよ昴流」
「だから俺はしなーー、っ」
何度も言わせんなと睨んだ先には、冷たい目の涼の姿。
その瞳に思わず体が固まった。怒っている、そう判断するには十分な程の温度。
俺が嫌だって言うから怒ったのか…?
「……っ、糞…」
これだけの事で。そう思う反面涼にそんな目を向けられるのが嫌で、これ以上怒らせたくなくてゆっくりと指先が震える俺の手が中心に伸びていった。
今の俺にはこうする以外に涼の機嫌を直す方法は思いつかなかったから。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
98 / 1113