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行為が終わり、不安を取り除くように涼の胴に唇を落とす。
涼の綺麗な肌に俺の印が増えていくことに満足感。
「いっぱい、ついた」
服がはだけて肌は晒され、そこに映える赤色の花びら。
新しく付いたそれらを指でなぞる。
「もう良いの?」
「…ん」
「ふふ、そう。付けたくなったら言ってね」
俺が付けた所に触れ、「こんな所にも付けたのか」と涼がボソリと呟いて唇が三日月になる。
ひとしきりそれらを愛でるとプチプチとワイシャツのボタンを留めてベットに転がっていたネクタイを緩く締めた。
「…嗚呼そうだ。昴流、後1時間半位あんだけどどうする?」
「…?」
ふと、思い出したように聞かれたそれに首を傾げる。
何が、1時間半何だろう。
「文化祭。お兄さん達と回る予定とか無い?」
…嗚呼。文化祭か。
半分以上終わってるから店番はもうしなくて良い。
兄貴達との予定は無い。
1時間半もあるんならここにずっといるには長すぎる。
今から合流して兄貴達と回るのも良いけど…もし回るとしたら、どちらかと言えば…、
「お前と…が、いー…」
自分の意思を伝えると、涼は目を丸くして驚いて、溜息を零して頭を抱えた。
え、何…?
「…やっばい…、デレ期?今の凄ぇ可愛かった。もう1回。着メロにするから」
「えっ、だ、誰が言うか…っ!」
涼の顔を覗こうとしたのと同時に涼が凄い速さで携帯を操作して、録音のアプリを起動させる。
俺にマイクを向けてくるのでそのマイクを手で押さえ、携帯を押し返す。
「えー…記録に収めたい位可愛かったのに…。言ってくれないの?」
「…ぁ…、その声で言うな…!」
耳元で色気のある、俺が弱いその声で囁かれ、耳が熱くなる。
涼は狡い、俺がその声に弱いって分かっててやってるんだから。
「くく…俺の声好きだろお前。耳元で言ってやるといつもビクってして可愛い声出すの」
「あ…や…っ」
ほら、こうやってこいつはその声で俺の思考を溶かしていくように囁いて俺の反応を楽しんでる。
…本当、涼はずるい。
「ぷるぷるする昴流本当可愛い。録音させてくれないのは残念だけど…良いよ、一緒に回るか」
「い、の…?」
「まぁ、見回りが今日は仕事だからさ。昴流と回るついでにそっちはするから平気」
…あ、そっか。仕事あるのか。優先順位がおかしかった気がするのは…気のせいじゃないよな…?
仕事…。あれ、それって俺と涼一緒に回らない方が良いんじゃ…?
俺と涼が一緒にいたら変な目で見られるかも…。
「そこまで誰も見てねぇよ。余程引っ付かない限り大丈夫。…バレそうだなぁって思ったら適当に嘘吐いとくから気にしないで?」
「…ん」
「折角の昴流からの誘いを教師ってだけで潰されて堪るかよ」
…うーん。教師あるまじき発言。
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