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ーどうしてこうなったんだっけー
今の状況に俺は頭をフル回転させていた。
ついさっきまでテスト結果見せてやればできるじゃんって言われ、まあ普通の雰囲気だったわけだ。
だが、何で俺は今机の上に乗っかるように押し倒され身動きが取れないようにされているんだろう。
確かこんなに良い結果出すとは思ってなかったから何かご褒美あげようかなぁ、って涼が言ったんだっけ。
餓鬼じゃないんだから要らないって断ってんのに涼は聞かないで何にしようか悩んで、それでこれだ。
…ここに来る間に何があった。自分のことだってのにその数分間の出来事が把握しきれてなとか俺軽い記憶喪失?
「涼…?俺動けない…」
「ふふ、そりゃあ押し倒してるからね」
「む…」
それは俺にも分かるっつーの。何でこうしてんのか俺は聞いてるんだよ。
俺が驚きのあまり現実逃避で本当に記憶が1部欠けてしまってるのかもしれないが、そんなの何%の確率だ。
早々ないぞ。つか、あってたまるか。そんなんで記憶無くなってたら今頃世界人口のほぼ100%が記憶喪失だ。病院側も受け入れ困るわ。
「…俺の記憶が正しかったらこうされるようなきっかけは無かったんだと思うんだけど…」
「ご褒美に俺が奉仕してやろうと思って?」
「…っはあ?!」
「餓鬼には出来ない"ご褒美"だろ?」
脳味噌迷子の涼語を解読するまでおよそ1分。
そこでやっと過去と現在が繋がった。
ご褒美。"あっち"系のご褒美。だから俺は押し倒された。
…否、そう言う問題じゃねぇだろ。俺それ前断ったじゃん。
ってか、奉仕って。言い方が変態臭い。
「ッ、馬鹿…しなくていいから…!!」
涼が俺の制服に手を掛けて、ハッとなって涼の手を握り、止めに入る。
けれど「今日は溶ける位に優しくしてあげる」…とか言って俺の手を握り返して優しく自身の腕から引き剥がしてベルトを取り、ズボンのチャックを開けられる。
その後は一瞬。俺に抵抗する暇を与えさせない位に素早く下着ごと膝のあたりまで下ろされた。
そうして姿を現した、シャツの下から微かに顔を見せるまだ勃ち上がってすらない俺のを涼の手が包み込み、緩く扱く。
「ひ、ぅ…、りょ…ぉ、やめ…」
「んー?口の方が良い?」
「っ、そ…じゃない」
ゆっくりとしていて丁寧。それでも俺の良い所ばかりを攻めるいつもとは違う手淫。
いつもの激しいものとは違うそれに違和感があった。
それと同時に物足りなさ。涼の激しさに比例した情熱的な行為を知ってしまったからだろうか。
いつも通りの涼が良い、と思ってしまった。
けれどここは学校だ。幾らここが実験用の校舎でホームルームは1つもなく、放課後には全く誰も足を運ばなくても、だ。いつだれかが来てもおかしくない状況であるのは変わらない。
理性がある今、ここでやりたくないって思いが強くてその思いがストッパーとなった。
涼の家でなら意味が分からないと言いながらも俺はこれを受け入れるどころかもっとと強請っていたかもしれないが。…そんなことを思ってしまうってことは俺涼の言う通り、快楽に凄い流されやすいのかも。
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