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「えっ、うわー、えー…超別人じゃん」
「俺の渾身の力作」
「これ魔咲がしたのか?!へー、すげ」
「…俺の髪で遊ぶな」
前日、ついに退院した俺はその日に愁に髪を切られ今日久々の学校。
教室につくなり、吉柳が俺の髪型の変化に目を輝かせ俺の髪で遊び始めた。
やめろ、ボサボサになる
「そうだよールイちゃん。これからルウちゃんのダーリンにお披露目するんだから乱しちゃ駄目でしょー」
クスクスと笑いながら愁が横から俺の髪を整えていく。
…俺そう言う意味で言ったんじゃねぇんだけどまあ良いか何でも。突っ込むのめんどくせぇ。
「え、まだ椿先生に見せてないの…?」
俺がまだこの髪型を涼に見せていないことを目をぱちくりして驚く吉柳。
…そんなに驚くことか?
昨日退院したんだから今日見せるなんて変なことじゃないだろ…??
「いや、真っ先に見せたんだと思ってたから…」
「見せるためだけに会いに行くわけないだろ」
「じゃあ写真?」
…つまり自撮り棒なる鈍器を使って写真をとるってことか?
生憎俺はそんなん持ってねぇぞ。
「つーか、持ってるわけねぇだろ女子か俺は」
「え、普通に男子も持ってるよ?」
…嘘だろ?てっきり女子が使うもんだと思ってた。
「普通に使うけどなあ…例えば大人数で撮るときとか…」
「それ俺に言ってんのか???」
「あっっ…」
なにか察したように口を手で覆うの止めろ。
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