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「涼…涼…ッ、」
「ん?」
「取って…ッ゛、」
「やーだ」
勃起した性器に輪ゴムが食い込む。その痛さから解放されたいのとイきたいのとで俺の胸を弄る涼に懇願する。
だけど涼はそれを聞いてくれることはなく、笑顔で断った。
「なあ、涼お願いだから…」
「だーめ。俺が満足するまで外してあげない」
「っ、りょお、も、イきた…っ、」
「イきてぇならイって良いぞ?…"出せれ"はしねぇが、な」
「どういう意ーー…ひぁァ゛…ッッ、?」
縛ってイけないようにされてるんだからイける筈がないのに…、イくのを我慢しろといったのは涼なのに…。それなのにイってもいいって言ってる意味が分からなくてその意味を涼に聞こうとしたのだけれど、それは蕾に侵入してきた指によって遮られた。
「すーばる、今前立腺触ったらお前どうなっちゃうんだろうな?」
「え、ぁ…?」
「いつもならイけれるけど今はイけないもんなぁ…、そんな状態で無理にイったらお前…痛すぎてもしかしたら泣いちゃうカモ…」
「ぁ、や……嘘…」
「ほんと」
ニヤリ、と涼が意地悪げに笑う。
こんなとこ縛られた事なんてない俺は涼が言ってることを疑うことなんてせず、その痛みを想像しこの先が怖くなって涼から逃げるように後ずさった。
まあそれも涼に腕を捕まれ無意味なものと化したのだが。
「逃げちゃ駄目だろ?」
「ぁ、ぅ……だって…」
「痛いのが嫌ならお前がイくの我慢しとけばいいんじゃね?…縛られてる痛みは残るけどそれは我慢できんだろ?」
未知の領域の痛みよりも今の痛みの方が…。そう思い、コクコクと頭を上下に振るとキュウ、とお腹に力を入れた。
涼はそんな俺を見て「っあー…」と情けない声を出して頭を抱える。
「子犬みたいにプルプルしてすげぇ可愛いけど良心が痛む…。無知って怖いって本当だったんだな…。」
「ふぇ…?」
「こっちの話だ。……イくの我慢しとけよ?」
誤魔化すように俺にキスをすると指を動かすのを再開させる。
時折前立腺を掠め、その度にお腹に力をいれる俺を涼は楽しそうに眺めていた。
「…っぁ、ん…ぅ…ッ…」
「っくく…、必死にイくの我慢してかーわい…」
「ぁふ…っ、ぅン…、ん…っ、」
「…昴流、挿れていい?」
片手で器用にガチャガチャと音をならしベルトをはずしていく涼を見てブンブンと大きく首を横に振った。
「…痛いのや、だ…」
「我慢すれば良いじゃん」
そう簡単にいうけど、今で一杯一杯だ。
絶対今ここで涼のをいれられたら…、考えるのを止めよう。
兎に角、痛いのは嫌だ。
「…涼…、も、止めよ…?満足したでしょ…?」
あ、やばい。痛いの想像したら泣けてきた。
「ね、涼…、お願いだから…やめーー…」
「俺を信じきって泣く昴流マジで可愛すぎデショ……」
「あぅ…っ?!」
涼が俺の言葉を遮るように深くため息をつく。涼は髪をかき上げると俺を押し倒して腕を床に押し付けた。
こんな状況でも髪をかき上げた涼は色っぽくて、格好いいと思ってしまった。
「なに…?ね、りょう…?」
「ん?」
「俺、本当に嫌…、止めよ…?ね…?」
「え、やだ」
涼はにっこりと満面の笑みを浮かべてきっぱりと断り、自身のを下着の中から取りだし、蕾にあてがった。
「……やだ…ね、涼…せめて取って…?」
「だから我慢すれば大丈夫だって。……それに」
「ふぇ……っ?」
俺の抵抗なんて屁でもないというかのように余裕そうな顔をする。
そして、この先が怖くて仕方がなくて逃げようとする俺の涙を舐めとりながら涼は今日一番のサディスティクな笑みを浮かべた。
「痛いって言ったのあれ嘘だから」
俺がその言葉を理解するよりも前にその凶器は俺を貫いた。
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