アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
ー今ごろどうなってんのかなあいつー
催淫剤を水に混ぜて、飲ませて40分が経ったことを携帯で確認した涼は昴流が今どんな状態になっているのかを想像して口の端を吊り上げた。
あの催淫剤…媚薬はそういうのを使い慣れてる人でも強いと感じるもの…、つまり、媚薬を飲むという経験が無い昴流にとってはかなり強力なものだ。
とは言え、涼だって最初から一気にそんなにきついものを飲ませるつもりは無く、それを本来1回で使う量を半分にし、水で薄めたものを昴流に飲ませた。
まあ、様子を見て大丈夫そうであれば残りを飲ませるつもりではあるが……。
それが効き始める時間などを考慮し、わざと何時もよりも長く風呂に入って、ある程度髪を乾かした涼は下着1枚を身に付けバスタオルを肩にかけ、再び寝室の扉をあけた。
「ぁ…ふ、ぅ…?りょ、お…?」
「まだ起きてたのか」
涼の枕を抱き締めて、必死に全身を襲う刺激に耐えている昴流。
目は潤み、頬は紅潮し、唇は赤く腫れてしまっていて、それはそれは扇情的であった。
涼は胸の奥に生まれる興奮からの熱を感じながらも、平然を装ってベッドに近づいていった。
「…っ、は…、涼あつい…」
「んー、室温は良いぐらいだと思うけどな」
「そういう、あつい、じゃな…ぁ…っ」
「酒のせい?それとも熱でもあんのか?…取り合えず、水飲んでみる?」
「…んっ、ほし…い…」
まさかその水が自身をそうさせた原因だとは知らない昴流はコクコクと頷いた。
「ん、ちょっと待っててな」
そして涼が、昴流の様子を見て残ったやつも使おうと心のなかで思っていたことも、昴流は知らない。
「ほら、飲んだら寝ような」
「ぁ、嗚呼…っン」
涼に自身の異変を悟らせたくないのか、必死に声を抑え涼から差し出されたそれをゴクゴクと一気飲みした。
「…やっぱり、ちょっとあまい…?」
「気のせい気のせい。ほら寝るぞ」
「っひゃぁァ…ッ?!」
コップを片し、涼がベットに身をいれ、昴流を抱き寄せる。
予測できなかったそれに、声は抑えきれず外へと溢れた。
「くく…可愛い声だしてどうしたの昴流」
「…っ、ん…、ぁ、びっ、くりしただけ…ッ、」
「ほんと?…じゃあお休み」
「…っ、ぅん…」
犯人が涼とは知らぬ昴流は涼に悟られまいと振る舞う。振る舞うといっても第3者からみれば様子がおかしいのは明らかであるが、それに気づけるほど昴流には余裕がなかった。
涼はわざと気づかない、何も知らないふりをして昴流の頬にキスをすると布団を被り、昴流を抱き締めたまま目を閉じた。
ーさて、どうする?昴流…ー
あの媚薬を1本分飲んで気にせずに寝れる人なんて居ないだろう。…というか寝られても困る。
それに、これは強い上に持続力の方も粉末状の媚薬の中では上の方。
そんなものを飲まされた昴流がどうでるかを涼は小さく笑みを浮かべながら心のなかで問いかけた。
ーさあ、"お仕置き"はまだ始まったばかりだー
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
198 / 1113