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それから2時間とちょっとが経って、少し大きめの一軒家ー涼の実家に到着し、車から降り荷物を下ろしていく。
何故涼の実家かというと、本当は3日ホテルを取るつもりだったみたいなのだが、真さんがイベントのやつのことで確認したいことがあるからと今日だけ涼の実家に泊まらせてもうことになったのだ。
涼は最後までそれを拒否していたらしいのだが、真さんが聞かないので折れたらしい。
…あの涼が折れるなんて、やっぱり真さんは色んな意味で凄いんじゃないだろうか。
「…昴流、強く言ったからねえとは思うがしつこかったら殴って逃げろよ」
「あ、ああ…」
しつこかったらってのは…、その、俺と涼が付き合ってることで涼の家族に質問責めされたらってことだ。
…涼の許可を得れたが、流石にお前の家族を殴ったりできねえよ…。
「良い良い、そん位しねえと止まらねえぞ」
…殴らないと質問責めが止まらないってどんなやつだよ…。いや、だとしても殴れないぞ俺は。
「すっっっばるくーーん!!」
「どわ…っ?!!」
「あー今日も可愛い天使」
玄関のドアが急に開いたかと思うと、真さんが飛び付いてきた。元気そうで何よりだ
「さあさあ!上がって上がって!」
「…お邪魔します」
「…真、臣は」
臣ってのは行く途中で聞いたけど涼の弟で、涼がいうには真さんを男にしてさらにうざくした感じ…らしい。 真さんよりも元気そうな人って事かな、そういうことにしたい。
「家にいるんじゃねえ」オーラを出しながら臣ってひとの所在を聞いた辺り仲が悪いのか、会いたくないのか。…恐らく後者だろう。
「臣?臣なら今家にいないわよ?…本当アンタ分かりやすいわね」
「…五月蝿ぇよ」
「"昔"の涼じゃあ考えられないくらいの執着心ね?昔はヤーーー…」
ーガンッー
「ひ…っ?」
「…嗚呼、ごめん足が滑った。…で、なんだっけ?」
轟音ー涼が玄関扉を思いっきり蹴って真さんの言葉を遮った。
急だったからビビってちょっと変な声でた…。
威圧的な涼の言動に流石の真さんも言葉を続けようとはしなかった。
東京へ来て1日目。こんなのでやっていけるのか早くも俺は不安です。
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