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「つっっっ…かれた」
色んな人に話しかけられるわ、撮られるわで忙しい6時間を過ごした俺はもうクタクタで、ホテルにつくなりベットに飛び込んで横になった。
知ってる数少ない作品の好きなやつの同人グッズもあったりしたり、戸惑っていたら親切にしてもらったりで、何だかんだ言って楽しかったから良いんだけど。
「何か、2次元って凄いんだな。…新しい世界が見えた気がした」
あんまりそういうのに…というか2次元に限らず色んな物に幼いとき勉強ばっかで触れる機会がなく、今の今までズルズルと行ってしまい何かに興味を持つことが滅多にない…悪く言えば薄い人間になってしまった訳だが、悪くねえかもなあ…って。
取り合えず、真さんがすすめてくれた作品は見てみようと思う。
「お前が何かに興味を持ってくれんのは嬉しいがな…腐りはしないでくれよ」
「くさる…?…ゾンビか?」
「…真や臣みたいにはなるなよってことだ。…まあお前ならそれはねえと思うが」
「…?ああ…」
よく分からないけど「萌えー」って所までは行くなってことか?…多分そういうことかな、そういうことにしておこう。
「…すーばる、横になってと寝ちまうぞ」
「んー…大丈夫」
「…ったく…、ほら飯食いに行くから起きろ」
「うん…」
「おいおいまじで寝るんじゃねえのお前…。ほら起きろ、わんこ」
「…ひゃぁぅ…ッ?!」
疲労からで中々起き上がれないでいると、涼が俺のベットに乗っかってきて、後ろから、ふうっ、と耳に息を吹き掛けられ、ぞわぞわっと悪寒が走る。
条件反射で起き上がり、涼から逃げるように退いた。
「っいきなり、すんな…!」
「でも起きれたじゃねえか」
「……耳は、駄目だ…!」
「はは、お前すげえ耳敏感だもんな。…ほら行くぞ」
手を差し伸べられたので握り返すと、そのまま引き上げられた。…最初からそうしてくれ。
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