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「うま」
「ほんと?」
「嗚呼、すげえ美味い」
「へへ…嬉しい」
涼のために作ったもの。それを涼に美味しいって言って貰えたのが嬉しくて、ふにゃ、と顔が緩んだ。
「昴流、ずっと見てるけど俺食べ方変?」
「?変じゃねえよ?」
もっもっとシュークリームを食べていく涼。…可愛い、写真撮りたい。写真撮ったら怒るかな、でも可愛いから撮りたい…。
…なんて思っていたら涼をガン見してたらしく涼の食べる手が止まってしまった。
「そう?」
首をかしげてまた食べ始めた涼。…可愛い、駄目やっぱ我慢できない。
ーカシャー
「えっ、ちょ、昴流どうしたの?」
「…食べてる涼可愛かった…」
「そういうお前が可愛いわ」
「待受にする…」
「はいはい」
早速設定画面でホーム画像を涼に変えてみた。…可愛い、これで毎日俺幸せ。
ーカシャー
「えっ、涼何?」
「仕返し。俺の写真見てニヤけるお前可愛すぎ」
…写真撮られた…。いや、俺も撮ったんだから怒ったら駄目だよな。
「…あ、写真と言えばさ、俺前昴流にハメ撮りする?って聞いたの覚えてる?」
「…結構前、に言ってたやつだよなそれ」
確か、俺の喘ぎ声がうんたらこうたらって下りで。…それがどうしたんだ?
「今したいって言ったら怒る?」
「…へっ?!…ぁ、と、とるの…?」
「嫌なら嫌って言ってくれても良いよ」
は、ハメ撮り…。嫌じゃないって言えば嘘になる。恥ずかしいから嫌に決まってる。
…けど、
「…良いよ」
「え」
「…撮って、良いよ」
今日はお前の誕生日だから、特別だ。
「どうやって撮るんだ?」
「デジカメ…って本当に良いの?」
「…良いって、言った…っ」
何度も言わせるな。…恥ずいだろーが。
「やっばあ…超嬉しい…まさかこんな無茶振り聞いてくれるとは思わなかった」
「…今日だけだぞ」
「"今夜"だけね」
「はっ?」
「1ヶ月もお前にちゃんと触れなかったんだ。…当たり前だろ?」
えっと…俺の記憶が正しければ明日平日…。
「だから何だ?"もう1つ"のプレゼントは"お前"だろ?」
…俺そんなこと一言も言ってない…。
けど、もう、何だ。良いよそれでも。
お前が元気になってくれたんなら、俺はそれだけで良い。
「…今夜だけはお前の願い…聞いてやるよ」
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