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手当てをしてもらっているとどんどん人が集まってきて、俺の手当が全部終わる頃には診察室には普通なら考えられない人口密度になっていた。
俺と昴流に、零に幸仁さんに吏さん、北斗さんに彗さんに、流星さんに椿、それから要さんに優さん。計11名。酸欠になりそう。
「お前さ、死なないようにしてたから大丈夫って問題じゃないの分かる?馬鹿?馬鹿なの?首絞められたい願望でもあんの?あんなら俺がしてあげようか?」
「…あ、う…そんな願望ないから…ただ抵抗しない方が面倒なことにならないかなって…えっと…」
「えっと??言い訳?言い訳考え中?お前自分の体何だと思ってんの?サイボークか何かと勘違いしてる?」
「してないです…ごめんなさい…」
そして、昴流は北斗さんに続き椿に説教され中。椿のマシンガンに縮こまり、俯く昴流。あ、耳が垂れてる。
「…魔咲、あの怖いの誰?」
横から零が椿の事をコソコソと聞いてくる。どうやって答えようか悩んだけど、零以外のここにいる人は全員知ってるわけだし「恋人」と答えた。
「へー、随分とまあ怖い彼氏だことで」
「いつもはただの変態だけどな。昴流もデレデレだし」
「仲が宜しいことで」
本当、それな。
月日が経つにつれて、仲が悪くなるどころかラブラブになって、見てるこっちが胸焼けしそうなくらいだ。
「流星さん昴流今日借りれます?」
「ん?良いよー俺の分もお説教宜しくー」
「え、ちょ…っ」
「許可貰えたし?帰ったら楽しい楽しい楽しいお説教だな?すーばる?」
「や…、怖いデス」
「んー?何が怖いって?」
「ワンコプルプル震えてんだけど。あれもいつもの事なの?」
「…昴流自分の体を大事にしないことが良くあるから…」
「はは、大変だな彼氏さんも」
今回の事は椿が怒るのも分かるし、助けには行ってやれないよ。説教…お仕置きコース頑張って。
「魔咲は恋人作らねえの?」
「そんなん作る暇なんてねえよ。ワンナイトは良くやるけど」
「ふーん、フリーなんだ?」
「お前もだろ」
「言うけど俺付き合ったことは有るからな」
「あら、そうなの」
曰、半年前まで付き合ってたけど、相手に時間を合わせてくれないという理由で振られたらしい。
「マジなんなんだよ、って話だわ。てめえ中心で時間回ってんじゃねえんだよ。俺だって忙しいんだよ」
「…それ本人に言ったの?」
「嗚呼、ついでに『お前恋人だったんだ、セフレだと思ってたわ』って言ったら殴られた」
あーあーあー…そりゃあ殴られるわ…。
「言わねえと気がすまなかったんだよ。…マジでだりい」
「でも募集中なんでしょ?」
「面倒じゃないやつっての付け足しといて」
恋人条件がそれなのが零らしくてクスリと笑ってしまった。
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