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昼休憩になって、保護者スペースに向かう。大人数かつ目立つメンツのため直ぐに皆を見つけることができた。
その団体の中央に朝作った弁当を広げ、取り皿を渡していく。小学校の運動会みたいだけど、こういうのも悪くない。
「あ、俺涼に弁当渡してくるから先食べてて」
「行ってらっしゃーい」
涼用に詰めた弁当箱を持ってもう一度立ち上がる。何時もの場所は使えないから、今日は体育館裏で待ち合わせ。
「涼、ごめんね遅くなって」
「良いよ俺も今来たところ」
俺が行くともう涼が待ってて、謝ってから弁当を渡す。
「ありがと」
「ん、ぁぁ…っ、ふ…」
それを受けとると空いてる方の手を俺の頭に回し、唇を重ねる。
チロ、と唇を舐められ、それの侵入を許すと敏感な上顎や歯茎を舐められたり、舌を絡め取られる。
じわじわと血が沸騰していくのを感じながら俺も涼の腰に腕を回し、それに応えるように舌を動かす。
「ぁ、ンぁァ…ッや…グリグリしな…ッ勃つ、から…」
「へえ…?」
涼の太股で俺の股間を押し上げるようにして揉まれ、体が震える。
勃つから嫌って言ってんのに涼が止めてくれる気配はない。
「足でされんの気持ちいい?」
「ぁ…っあぁッ、や、ほんと、に…っ」
「教えてくれたら止めるから、教えて?」
「あぁンッ、ぁっ、きもちいっ足、りょの足きもちい…っ」
「…ふふ、かーわい。また今度足で可愛がってあげるね」
「あぅ…っ、ぁ…」
俺が素直にその質問に答えるとあっさりと足をどけてくれた。
…ちょっと勃ってしまった。
「馬鹿…!収まるまで戻れねえじゃん」
「可愛い昴流に触れなかったからつい、ごめんね?」
「…じゃあ収まるまで一緒にいて」
「喜んで」
…一緒に居てくれたら許してあげるって意味でいったのに喜んじゃ駄目じゃん。
「昴流がさ、今日薄着だから可愛くて。いつものモコモコしてるお前も良いけど白い肌が見えるのも良い。インナーが黒だから余計に映える」
「ん…っ、そんなに言うほど白いかな…」
「白いよ、昴流全然日焼けしてないもん」
袖を捲って出ている肌に手を重ねる。涼も白い方だと思ってたけど、自分が白いと思って見てみると、確かにちょっと俺の方が白かった。長袖ばっかり着てたからかな。
「それがえろくて良いんだけどね」
「そう…?」
「嗚呼、目と髪は真っ黒なのに肌は真っ白。このコントラストがえろい」
「…うーん…?」
つまりは俺に日焼けしてほしくないってことかな…?多分。
「…それよりさ、昴流。教師席から見てたんだけど女子に話しかけられ過ぎ。何あれ俺嫉妬しそうになった」
女子…?嗚呼、Tシャツのことか。
あの後6、7人くらいにまた書くように頼まれたんだけど、教師席から見えてたのか。
「シャツに名前書いてって言われただけ」
「シャツ?…嗚呼、何か書いてる奴いたな。…ふーん…、ねえ俺にも書いて」
「へっ?!」
「ペンは今持ってるから…書いて?」
俺にマジックを渡し、着ていたブロックTシャツを引っ張って俺に書くように促す。名前くらい良いんだけど…でも、そんなことしたらバレるかもしれないし…どうしよう。
「…これ油性?」
「?うん、油性だけど」
「じゃあ、手」
手のひらならTシャツよりもバレるリスクは少ない。油性なら、消えにくいし肌に書いても大丈夫だろう。
「っふふ、昴流それくすぐったい」
「んー、もうちょっと我慢して」
キュッキュと音を鳴らしながら手のひらに文字を書いていく。書き終わったらキャップを閉めて涼に返した。
お前だから特別に名前以外を書いてやった。
「っ…、マジ天使…」
手のひらを見ると、驚いたような顔をした後ぎゅうっと俺を抱き締めてきた。
俺が書いたのは『だいすき』って4文字。
「これでもう妬かないだろ」
「嗚呼、ありがと…。大好き愛してる」
頬をすりすりしてくる涼の頭をぽんぽんと撫でる。喜んでくれたみたいで良かった。
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