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その後、俺は要らないと言ったのだが「俺が昴流に着せたいの」のごり押しに負け結局買って貰うー自分で買うと言ったら拒否られたーことになった。
俺は少し女ぽい柄なのに涼のは紺色のストライプ模様の極極普通なやつ。俺もそういうのが良かったと言えば涼に「これは昴流に似合わない」って言われ、俺の意見は却下された。
んで、浴衣を買ったので俺らは旅館に戻ってきた。
「昴流、ほらほら」
「…ワクワクした表情で浴衣を渡してくんな」
旅館の浴衣を棚から取り出すなり俺に押し付けるように渡してくる。これに着替えろってか。
「あー昴流上全部脱いで」
「や、さみぃし…」
インナーを着たまま浴衣に腕を通すと駄目出しをくらってしまった。
寒いって言ったら女将さんに茶羽織貰ってくるから脱いでって言われた。
そこまでして脱がせたいか。
「…駄目、昴流えろ可愛い…」
「あ?…おい、何撮ってんだよ…っ?」
「やっぱ浴衣は男のロマンだな…」
「いや意味わかんねぇから」
下着1枚になって浴衣を羽織り、帯を結ぶ。やり方わかんねぇから結ぶのは適当。
で、俺が着替えたら何故か写真会。
えろくねえし、ロマンもねえから。
「…晩飯っていつ」
「6時くらい」
このままだと変な方向に行きそうなので話題転換。
現時刻は5時前。まだ時間はある。
「俺風呂入ってくる」
早いけど、この時間ならまだ人も少ないだろうし
「えっ、風呂?風呂なら待って俺も行くから」
「はいはい」
涼が急いで浴衣に着替え始める。
俺の写真を撮るよりも前に着替えときなさいよ。
「あ、昴流言い忘れてたけど部屋にも風呂ついてるから、明日はそっちに入ろうね」
「んあ?あー、分かった」
へえ、あったんだ風呂。気づかなかった。旅館って大浴場ってイメージがあるから個別に有るのはちょっとびっくり。
聞くに、露天風呂。2人きりで入る露天風呂かあ…、それも良いかも。
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